新生児の目やにが片方だけひどい時って何が原因?!眼科か小児科どっちを受診?

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新生児の片方だけに、目やにができているのに気づいたことはありませんか?

片方だけにひどく目やにが溜まっていると、「何か目の病気では?」と気になってしまいますよね。

新生児の目やには、原因によって対処法が変わります。

片方だけにできる目やにの原因と対処法について『新生児の目やにが片方だけひどい時って何が原因?!眼科か小児科どっちを受診?』をまとめましたので、参考にして頂ければ幸いです。

新生児の目やにの主な原因は3つ

新生児の片方だけに目やにができる原因は、主に以下の3つに分けられます。

代謝によるもの

赤ちゃんの寝起きに見られる白い目やには、代謝による老廃物がたまっているだけなので気にする必要はありません。

物理的な刺激によるもの

  • 目にホコリなどが入った
  • 逆さまつげ

【目にホコリなどが入った】
ホコリや花粉などが眼球を刺激し、涙がたまることで目やにができることがあります。

お部屋を掃除する際はなるべくホコリを立てないように工夫し、空気清浄機を使うなどして室内の空気を清潔に保ちましょう。

【逆さまつげ】
別名「睫毛内反症」。まつ毛の先が眼球を刺激することが目やにの原因になっている場合もあります。

新生児はまぶたの皮膚が薄いために逆さまつげになりやすいのです。

成長に伴って治る場合がほとんどですが、幼児になっても治らない場合は手術も必要になります。

病気によるもの

  • 風邪、インフルエンザなどによるもの
  • 先天性鼻涙管閉塞によるもの
  • 結膜炎によるもの

【風邪、インフルエンザなどによるもの】
風邪やインフルエンザによる鼻水のせいで、目やにができることがあります。

目と鼻は鼻涙管という管でつながっているため、鼻水が溜まると涙が出づらくなったり、鼻水が鼻涙管を逆流して目もとからにじみ出てしまうことが原因です。

この場合の目やには目薬では治りません。風邪やインフルエンザの治療をすることが、目やにの改善につながります

【先天性鼻涙管閉塞の疑い】
赤ちゃんの片目だけに目やにができやすい場合に比較的多いのが、この先天性鼻涙管閉塞です。

赤ちゃんの片目が、どんなときも常に泣いたように潤んでいて、大量の目やにが出ているは場合先天性鼻涙管閉塞が疑われます

新生児のうち約1割は先天性鼻涙管閉塞であると言われています

先天性鼻涙管閉塞は、生後3~4ヶ月程度で自然に治る場合が殆どです。ですが生後5ヶ月を過ぎても症状が変わらない場合は医療機関で治療を受ける必要があります。

主な治療法は、抗生物質が含有された目薬と、目頭のマッサージをしばらく続けて様子を見るのが主流です。

目薬投与とマッサージで症状の改善が見られなければ、細い針金を涙腺に通す手術を行うケースが多いようです。

【結膜炎の疑い】
赤ちゃんの目が充血していて、膿のような目やにが出ている場合は、結膜炎が疑われます

結膜炎はウイルス性結膜炎、細菌性結膜炎、アレルギー性結膜炎、クラミジア結膜炎の4種に分けられます。

このうち生後4週未満の新生児の結膜炎の約半数を占めるのが、クラミジア結膜炎です。

これはクラミジアに感染しているママの産道を、赤ちゃんが通過する際に感染すると言われています。

いずれの結膜炎も、抗生物質が含有された目薬が主な治療法です。

殆どの場合は、約一週間程度で完治するようです

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眼科か小児科、どっちを受信すればいいの?

  • 気になる症状が目だけの場合は眼科へ
  • 目以外にも症状が見られる場合は小児科へ

【気になる症状が目だけの場合は眼科へ】
目やにだけが気になる場合は、眼科医を選ぶママ達が多いようです。

月齢の低い赤ちゃんは診察しない、という眼科クリニックもあります。

眼科に赤ちゃんを連れて行く前に、必ず電話で月齢を伝えて、受診可能かどうかを確認しておきましょう。

【目以外にも症状が見られる場合は小児科へ】

発熱や下痢、鼻水など目以外に何らかの症状が見られた場合は、インフルエンザや風邪が目やにの原因かもしれません。

そんなとき、総合的に診察をしてもらえるのは小児科です。

専門医の診察が必要だと小児科医が判断した場合、赤ちゃんを診てくれる眼科医を紹介してもらえる場合もあります。

判断に困った場合は?

まずはかかりつけの小児科を受診することをお勧めします。

出産した病院で、新生児の健康状態について相談に乗ってもらえることもあります。

まだかかりつけの小児科がない場合などは、お世話になった産科に問い合わせてみてもいいと思います。

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心配しすぎず、でも素人判断は禁物です

赤ちゃんの目に目やにが溜まっているのを見つけたら、濡らしたカット綿などで優しく拭きとってあげましょう。

新生児の目やには、珍しいことではありません。代謝によるものや、ホコリの刺激による目やにはたいていの赤ちゃんが経験します。

逆さまつ毛や、先天性鼻涙管閉塞は成長と共に自然に治ることも多いので、片目だけに目やにが多いからと言って、心配し過ぎる必要はありません。

ですが様子を見ればいいのか、治療が必要なのかは私達素人にはわかりません。

新生児の片方だけに目やにが溜まるのが気になったら、素人判断は避けてまずは医師の診察を受けてください

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