お歳暮の時期は?11月中に発送もアリ?お礼状の書き方と文例も紹介します

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お歳暮の時期は年末のはずなのに、お歳暮のCMは11月から見かけます。では11月中にお歳暮を送ってもOKなのでしょうか?

逆にお歳暮を受け取った場合、お礼状の書き方にはルールがあるのでしょうか?

『お歳暮の時期は?11月中に発送もアリ?お礼状の書き方と文例も紹介します』では、大人なら知っておくべきお歳暮を贈る時期と、お歳暮を頂いたらすぐに送りたいお礼状の書き方をご紹介します。

便利なお礼状の文例も集めました。ぜひ参考にご活用ください。

お歳暮を贈る時期は?

地域別お歳暮を贈る一般的な時期

  • 関東…12月初旬~12月31日まで
  • 関東以外の地域…12月中旬~12月31日まで

関東、それ以外の地域共に贈るのは12月に入ってから、というのが一般的な認識のようです。

関西でも近年は12月1日前後から贈り始めているようで、必ずしも12月中旬にこだわる必要はありません。

少々早いのはあまり気にしなくてもよいようですが、逆にあまりにも年末ギリギリのお届けは、先様のご迷惑になる場合もあります。

デパートなどでは12月25日~28日を最終お届け日に設定しているところが多いようです。

お歳暮を贈る時期については先様のご意向や地域性も考慮しながら、おうちの方やお店と相談して決めるのがいいと思います。

お歳暮を11月中に発送するのはアリ?なし?

お歳暮は本来は12月に入ってから贈るものでしたが、贈る時期は年々早まる傾向にあるようです。

特に都市部では、早ければ11月中旬からお歳暮を贈り始めるお宅も増えています。

大手デパートやスーパーでは、早いところでは10月からお歳暮の予約を受け付けています。

ですから11月中旬以降の、先様が受け取りやすそうな日にお届け日を設定して早めに発送予約を済ませてしまうのは、十分アリです

先様が喪中の場合は贈らない方がいい?

お歳暮はお祝いではなく日頃の感謝の気持ちですから、先様が喪中でもお歳暮を贈ることは問題ありません

ですが四十九日を過ぎていない場合は、時期をずらして「寒中お見舞い」として贈りましょう

お歳暮を受け取ったら、お礼状を書きましょう

お歳暮にお返しは必要ありません。ですが届いたことの報告も兼ねてお礼状はきちんと差し上げましょう

メールや電話でのお礼は、近しい親族や特に親しい友人以外は控えるのが礼儀です

お礼状を書くときのポイント

  • お歳暮を受け取ったらすぐにお礼状を書きましょう。
  • 必ず手書きで。便せんがベストですが、葉書の場合は「葉書にて失礼いたします。」と書き添えましょう。
  • 贈っていただいたことへの感謝の気持ちと、先様のご多幸をお祈りする文言を忘れずに!

お歳暮のお礼状は、この手順で書きましょう

1、頭語(とうご)
「拝啓」「謹啓」が一般的です。

2.時候の挨拶
11月の時候の挨拶の例

・朝晩の冷え込みが、日ごとにきびしくなって参りましたが、

・各地からは雪の便りも聞こえてくる季節となりましたが、

・公園に降り積もった落ち葉に、過ぎ行く秋を感じるころとなりましたが、

12月の時候の挨拶の例

・年の瀬も押し迫ってまいりましたが、

・年の瀬の商店街は連日の大賑わいを見せていますが、

・木枯らしが吹き、寒さが身にしみる季節となりましたが、

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いずれも出典は日本郵便サイト 手紙の基礎知識 時候の挨拶

上記の文に続けて
・〇〇様におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。

・皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。

など先様の安否を気遣う文章を。

3.お歳暮のお礼と感想
お礼の文例
・この度は結構なお品を頂戴し、感謝いたしております。

・この度のお心遣い、大変ありがたく存じます。

続けて、頂いた品物の感想を書きます。

例・珍しい〇〇に、家族一同大変喜んでおります。

大好物の××、さっそくおいしく頂いております。

などこちらの気持ちが伝わるよう、文を工夫しましょう。

4.先様への気遣いの言葉と、結語(けつご)


・寒さ厳しき折、ご自愛くださいませ。

・皆様のご健康をお祈り申し上げます。

などに続けて、頭語で「拝啓」を使った場合は「敬具」、「謹啓」を使った場合は「謹言」を書き添えます

5.日付、自分の名前、先様のお名前の順に、行を変えて書きます。

自分の名前は行の最後に、先様のお名前は行の先頭に書きます。

夫に贈られたお歳暮のお礼状を書く場合、夫の氏名に続けて「内」と書きます

これは「夫の代わりに妻がお礼状を書かせていただきました。」を意味します。

お付き合いの度合いにより、頭語や結語を省略したり日付を省略したりする場合もあります。

お礼状の例2つ

お歳暮のお礼状の例です。参考にしてみてください。

寒さがひとしおみにしみる季節となりましたが、
皆様、おすこやかにお過ごしのことと存じます。
さて、本日はごていねいに、お歳暮の品をお送りいただきまして、大変恐縮しております。
お心づかい、まことにありがとうございます。
好物を覚えていてくださって、主人もたいへん喜んでおります。
心より御礼申し上げます。
時節がら、ご自愛のうえ、よいお年をお迎えくださいますよう、お祈りいたします。

飯島孝彦

出典:SUNTORY ハナレビ お歳暮のあいさつ・文例 ~「送り状」と「お礼状」~

拝啓 いよいよ押し迫ってまいりましたが ご健勝にお過ごしのことと存じます

平素は主人がなにかとお世話になり 厚く御礼申し上げます

さて 本日は見事な蟹を頂戴しありがとうございました

札幌は奥様のご郷里だそうですが さすがに本場のものはひと味もふた味も違うと驚いております 奥様にもよろしくお伝えくださいませ

寒さ厳しき折から くれぐれもご自愛ください

まずはお礼のみにて失礼いたします 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます    敬具

 平成○年○月

出典:プリントメイト プライベート文例集

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おわりに

お歳暮のやり取りは面倒だなと思うことも正直あるのですが、お歳暮が届いたりお礼状を頂いたりすると嬉しい気持ちになります。

皆様のお歳暮に関する疑問が、この記事で一つでも解消すれば嬉しく思います。

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