離乳食はいつから開始?早過ぎるとアレルギーになりやすい?

赤ちゃんの離乳食はいつから始めるのがベストなんでしょうか?

最近は離乳食が早すぎるとアレルギーになりやすいという話も聞くし、もう始めてる周りのママ友を見ると焦っちゃうし、義母は『早く始めなさい』って言うし・・・

いろいろな情報に惑わされて、離乳食の開始を迷っているお母さんはたくさんいると思います。

今回は『離乳食はいつから開始?早過ぎるとアレルギーになりやすい?』についてご紹介いたします。

離乳食はいつから開始したらいいの?

赤ちゃんの体調など、特別な理由がない限り、一般的には生後6ヵ月頃から離乳食を始めるのが良いと言われています。

一般に、乳児は、生後6ヶ月間は母乳だけを摂取するべきであり、他の食品や液体は水すらも必要ない。

その後、徐々に変化する栄養所要量を満たすために、乳児は、2歳か、2歳過ぎまで母乳を継続しながら、適切な栄養価の安全な離乳食を摂取する必要がある。

『世界保健機構(WHO) 妊娠中および授乳期の食品安全と栄養』より

世界保健機構(WHO)では、生後6ヵ月までは完全母乳で育て、それ以降は母乳も続けながら離乳食を与えることを勧めています。

生後6ヵ月を過ぎると、母乳だけでは必要な栄養を摂れなくなってきます。

特に鉄分は不足しやすいので、適切な離乳食が必要となってくるんですね。

厚生労働省は2007年に離乳食についてのガイドラインを改定しました。

それまでは、生後2、3カ月頃から果汁やスープを与えて、母乳以外の味やスプーンなどに慣れさせる、としていましたが、変更後はそれは必要ないということになりました。

離乳食の開始時期は5、6ヵ月、終了時期は12~18カ月が適当とされています。

しかし、この開始時期や終了時期というのはあくまでも目安だということを頭に入れておいてくださいね。

離乳食の開始が早すぎるとアレルギーになりやすい?

最近の研究で、『離乳食の開始が早すぎるとアレルギーになりやすい』ということが少しずつ分かってきました。

なぜかというと、赤ちゃんの胃腸など内臓が未発達の時期に、食事を摂るとそれを異物として脳が判断してしまうのです。

そのため異物を排除しようとして、アレルギー反応が出るんですね。

また、両親のどちらかがアレルギー体質の場合も、赤ちゃんのアレルギー反応が出やすいと言われています。

しかし、アレルギーを恐れて離乳食の開始があまりにも遅くなってしまうのも望ましくありません。

【スポンサーリンク】

離乳食の開始時期を見極めるサイン

生後5ヵ月~6ヵ月で離乳食を始める人が多いようですが、赤ちゃんの成長は本当に千差万別です。

時期だけを見るのではなく、赤ちゃんの成長の様子をよく見て離乳食開始時期を決めてくださいね。

こんな様子が見られたら離乳食を開始しよう

  • 首がしっかりと座って、支えると座ることができる。
  • あまりにも首がグラグラしていたり、お座りが安定しないと、誤嚥の原因となるので気を付けてくださいね

  • 人が食事しているのをじーっと見ている。
  • 食事に興味を持ち出したというサインですよ。

  • 手に入るものを口に入れるようになってきた。
  • 口に物を入れるようになってきたら、スプーンもすんなり受け入れやすいでしょう。

  • よだれがよく出るようになってきた。
  • よだれは歯が生え始める時期によく出てきます。

  • 食べ物を見せると口を開ける。
  • これは自分も食べてみたい!というサインですよね。

  • 歯が生えてきた。
  • 早い子は生後4〜5ヵ月ぐらいで歯が生え始める子もいますが、一般的には6ヶ月になる頃に歯が生え始めます。歯がムズムズ痒くて、いろんな物をガジガジと噛み始めると離乳食の始め時です。しかし、歯が生えるのがすごく遅い子もいますが、生後6ヶ月くらいをすぎると、モグモグと上手に食べられたりしますので、あくまでも開始時期は目安にしていただき、お子様にあったペースで進めてみましょう!!

関連記事はこちらからご覧ください

ベビーフードはすごく便利!離乳食期の赤ちゃんとたくさんお出かけしましょう!

赤ちゃんにはちみつはいつからOK?はちみつ以外にも危険な食べ物とは?

赤ちゃんと口移しやキスで本当に虫歯がうつるの?

新生児に白湯や麦茶はいつから?量や温度、作り方を伝授します!

さいごに

それまで母乳やミルクだけしか口にしなった赤ちゃんにとって、離乳食を始めるということはとても大きな変化です。

順調にいかないこともたくさんあると思いますが、焦らずその子ペースに合わせてゆっくりと進めていってくださいね。

早産や低体重で生まれてきた赤ちゃんの離乳食については、お医者さんと相談しながら、指示に従って始めるようにしてくださいね。

【スポンサーリンク】

こちらの記事も一緒に読まれています

サブコンテンツ

このページの先頭へ