正座のしびれの原因って意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
正座をすると避けられないのが足のしびれですが、しびれない正座の仕方ってないんでしょうか。
しびれない座り方や、しびれの効果的な解消法があるなら知りたいと思いませんか?
実はあの電気みたいなしびれのビリビリが、しびれの原因であり理由でもあるんです。
詳しいことは『正座のしびれの原因とその理由とは?解消法も紹介します』でしっかりご説明いたします。
これを読めばイヤなしびれの原因や理由、そして解消法まで全てわかります。
お呼ばれ先でお座敷に通されても、もうしびれを心配する必要はありません。
足のしびれの原因と理由とは?
正座をすると、きっちり折りたたまれた足に上半身の重みがズッシリかかります。
水が通っているホースを途中で折りたたむと、水の通りが悪くなりますね。
それと同じことが正座中の足の血管で起こっています。その上に上半身の重みがかかるのですから、血管の負担は相当なものです。
正座をすると、膝から下の血管が圧迫されて血行不良が起こります。血液によって足先まで運ばれるはずの酸素が、正座をすることで運ばれなくなるのです。
そうして足の末梢神経が酸素不足に陥ります。末梢神経は皮膚にとても近い位置にありますので、体の重みや畳の固さがさらに負担となります。
この状態が続くと、末梢神経の機能は著しく低下します。末梢神経が低下すると、異常電流が足に流れ始めます。
この異常電流が、「足がしびれてビリビリする」原因なのです。あの電気のようなビリビリの正体は、本当に電気だったのですね。
和尚さんが教えてくれる、しびれない座り方のコツと解消法
しびれない座り方ってあるの?という疑問に対する答えを、毎日正座している和尚さんが動画でわかりやすく説明してくれています。
慣れればある程度はしびれにくくなるようですが、それでも完全にしびれなくなるということはなさそうですね。
正座によるしびれの解消法4つ
上の動画で和尚さんもお話しされていますが、しびれを解消する方法はいくつかあります。
その中でも効果的だと言われている4つの方法をご紹介します。
しびれ解消のポイントはアキレス腱を伸ばすこと
- 「跪座(きざ)の姿勢」を取る。
- 立ってから片足を後ろに引く。
- 足を前に投げ出して、かかとを突き出す。
- 足の裏側をマッサージする。
【「跪座(きざ)の姿勢」を取る。】
そろそろ立たなければ、というときに行うと効果的なのが「跪座の姿勢」です。
正座したまま、両足のつま先を立てて踵を持ち上げます。アキレス腱が伸びるのを感じてください。
その姿勢のまま体重を前の方にかけて、足にかかる負担を軽くしてあげましょう。
つま先を前後に動かして、足の血流が戻るのを促してあげるとさらに効果的です。
これは僧侶や旅館の仲居さんも実践している、目立たずに足のしびれを軽減させてスッと楽に立てるようになる方法です。
【立ってから片足を後ろに引く。】
何とか無事に立てたけれど、ビリビリが残っていて気持ちが悪い。そんなときは、この方法を試してみてください。
立ったままで片足を一歩後ろに引きます。体重を後ろの足にかけてアキレス腱とふくらはぎを伸ばしてみてください。
重心の位置を調整したり、膝を少し曲げるなどして、より深く足の後ろ側を伸ばしてみてください。
【足を前に投げ出して、かかとを突き出す。】
人目を気にせずにすむ場所なら、足を前に投げ出してグッと踵を前に突き出します。
アキレス腱とふくらはぎをよく伸ばしましょう。
つま先を遠くに突き出したり、逆に体の方に寄せたりを繰り返すと、ふくらはぎの血行がよくなってより早くしびれが解消します。
【足の裏側をマッサージする。】
軽く膝を伸ばして座り、膝の裏やふくらはぎ、足の裏を押したり揉んだり、さすったりしてマッサージします。
足首を後ろ側からつかんで、グッと上に引き上げるのも効果があります。
マッサージで筋肉を動かして、悪くなった血行を回復させてあげることでしびれを解消しましょう。
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しびれ解消法を心得れば、正座もきっと怖くない
日本に住んでいる限り、正座をしなければいけない場面はこれからもあると思います。
しびれの解消法を覚えておけば、いざというときもスマートな立ち居振る舞いができるはずです。
今回ご紹介したしびれの解消法をぜひお役立てください。