冬から春にかけてのこの季節。天気や気温が変わりやすく、どうしても風邪を引きやすくなります。
風邪にはいろんな症状がありますが、喉をやられてしまうと唾を飲み込むだけでも痛いし、夜中に激しい咳で眠れなかったり、とても辛いですよね。
子どもの場合は薬を嫌がってなかなか飲んでくれないし、妊婦さんや授乳中のお母さんはできれば薬を飲まずに治したい!
薬以外で喉の風邪に効果的なものってないのかしら?
そんな疑問にお答えするために、今回は『はちみつ大根は喉の風邪に最適!身体をケアするために美味しいレシピ紹介します!』をお届けします。
はちみつ大根は喉の風邪に最適!
はちみつ大根は、古く江戸時代頃から、風邪薬の代用品として庶民の間で愛用されてきました。
喉の痛みというのは、細菌やウイルスに感染したことで起こる炎症が原因なのです。
そこで昔の人々は、殺菌や消炎効果のある食材を取り入れて、薬を飲まずに喉の風邪を治すことを考えたのですね。
具体的に何がどのように良いのかご紹介しましょう。
はちみつ大根がなぜ喉の風邪に効くのか
- はちみつに含まれるグルコ-スオキシダーゼ
- はちみつに含まれるクエン酸・ポリフェノール
- はちみつに多く含まれるグルコン酸やオリゴ糖
- 大根に多く含まれるビタミンC
- 大根の苦み成分
- 大根のおろし汁に含まれる酵素
この酵素には殺菌効果があり、喉の炎症や咳を抑える働きが期待できます。
これらの抗酸化物質にが、咳を止める働きをし、喉を守ってくれます。
腸内の善玉菌を増やし、体全体の免疫力を高めます。
免疫力をアップし、風邪の予防に効果があります。
白血球を活性化して、細菌の力を弱める働きが期待できます。
強い消炎効果があり、咳を抑え、痰を切って出やすくします。
また、弱った胃腸の働きを助ける効果があります。
はちみつ大根の『体全体の免疫力を高める』という働きは、喉の風邪以外にも肌荒れやニキビへの効果も期待できるといわれています。
また、はちみつは花粉症・アトピー・便秘・胃痛の改善にも良いんですよ。
はちみつ大根の作り方
用意するもの
- 大根・・・適量
- はちみつ・・・適量
- 密封できる蓋のついた容器
手順
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①大根を2~3cmほどのサイコロ状に切ります。
②切った大根を容器に入れ、ひたひたになるぐらいのはちみつを入れます。
③冬なら常温で、夏なら冷蔵庫で最低でも2~3時間、できれば一晩ほど置きます。
これで完成です!
大根は臭みが出てくるので、完成したら必ず取り出すようにしてくださいね。
はちみつ大根は2~3日ほどしか保存できないので、あまり大量に作りすぎない方がいいですよ。
はちみつ大根を使ったレシピを紹介
はちみつ大根はそのままスプーンですくって飲むのも良いのですが、ちょっと苦味があって飲みづらい人もいるかもしれません。
紅茶やサイダーで割って飲んだり、ヨーグルトに混ぜて食べたりするのもおススメです。
さらに生姜を加えると、体も温まってぽかぽかしてきますよ。
他にもはちみつ大根をアレンジした料理をご紹介します。
リンゴ・豚肉・はちみつ大根の和えもの
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①リンゴを食べやすい大きさに切る。
②豚肉をゆでて冷水で冷まし、水気を拭き取る。
③リンゴと豚肉にはちみつ大根のシロップと漬けておいた大根も一緒に合わせる。
はちみつ大根と豚肉の甘辛煮
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①フライパンに油をひき、ニンニク・鷹の爪・豚の角切りを炒める
②はちみつ大根に漬けておいた大根を①に加え炒める。
③酒・水・醤油で味付けをする。
④大根が透き通るまで煮込む。
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さいごに
はちみつ大根以外にも、生姜・ねぎ・ゆずなども喉の風邪に良いと言われていますが、はちみつと大根は合わせやすく誰でも簡単に作ることができるので、昔から親しまれてきたんですね。
アレンジレシピも簡単なものばかりなので、皆さんもぜひ試してみてください。
ただ、はちみつにはボツリヌス菌があり、感染してしまうと嘔吐・頭痛・視力障害などを起こす可能性があります。
1歳未満の子どもは感染しやすいので、与えないように注意してくださいね。