夏は特に消費が多くなるきゅうりですが、これは水分補給にも良い野菜です。例えば、暑い日のランチにサラダとして食べると、みずみずしくてさっぱりします。うちの子供も大好きで、様々な料理に応用できるため、安くなっているとついつい買いだめしてしまいます。例えば、きゅうりを使った冷やし中華や、ピクルスなどがあります。
しかし、この間きゅうりを使おうと切ってみたら、あれ?何か違う…。なんてことありませんか?たとえば、中が空洞になっていたり、ぬめりが出ていたりすることがあります。このような状態のきゅうりを見つけた時は、もしかしたら腐っているかもしれません。きゅうりが腐るとどうなるのか、賞味期限の見分け方を知っておくことが大切です。
『きゅうりが腐るとどうなる?賞味期限の見分け方』の記事では、ちょっとわかりにくいきゅうりの賞味期限をどのように見分けたらいいのかをご紹介したいと思います。
美味しいきゅうりの見分け方
- ◆緑色が濃い
◆とげが尖っている(触ると痛いくらい)
◆太さが均一
※曲がりは気にしなくて大丈夫。普通に栽培するときゅうりは曲がります。ちょっと使いづらいですけどね。
きゅうりの中身の見分け方
通常きゅうりを切ると、みずみずしい果肉に半透明の種が入っていて、シャキッとした歯触りですよね。
しかし、きゅうりを長い間保存していると、中身に変化が見られてきます。
きゅうりの中身の変化
- 1,中が空洞になっている
- 2,白っぽくなっている
- 3,中心部分が透明っぽくなっている
- 4,ぬめりがあり、糸を引く
- 5,ブヨブヨしている
【1.中が空洞になっている】
切ってみて初めてわかるわけですが、中が空洞になっていると虫!?と疑いたくなってしまいますよね。
しかし、きゅうりの中身の空洞は、栽培時の乾燥や日照不足で起きてしまいます。
この場合は保存方法や期間の問題ではありません。ハズレを引いてしまったということですね。
【2.白っぽくなっている】
これは鮮度が落ちている証拠。まだ食べられますが、シャキシャキという食感はなく、ポソポソといった感じです。
これから悪くなっていく前兆だと思いましょう。
【3.中心部分が透明っぽくなっている】
これは、きゅうりが熟してきています。きゅうりは熟してくると中身がプヨプヨのゼリーのようになってきます。
ここまで来てしまうと、苦みが出て食感も悪く、正直とても美味しいとは言えません。
【4.ぬめりがあり、糸を引く】
ちょっとしなっとしてる程度だし…と切ってみたら、新鮮なきゅうりとは違う汁がつくことがあります。
切っていると「ぺちゃっぺちゃっ」と音がするのですぐにわかりますが、きゅうりを触ってみるとヌルっとし、糸を引きます。
これはもう腐っています。ぬめりがある時点で、菌が繁殖しています。
【5.ブヨブヨしている】
きゅうりは皮がしっかりしているので、ちょっと黄色味がかっただけで、見た目にはあまりわかりません。
しかし、持った時に柔らかく、切ってみてブヨブヨしていたらこれももう腐ってしまっています。
きゅうりの種の発芽を助けるために、実が種のための栄養に変化してしまっています。
実は、各項目の番号は実が腐る過程の順番になっています。
1はまだ大丈夫。⇒2はやめておいたほうが無難。⇒3は腐っている。
どの段階にいるかも把握しておくといいと思います。
何日置いてたらこうなった…と自分の家の保存場所での賞味期限を把握することが可能になってきますよ。
きゅうりの賞味期限
人参などの根菜と形が似ているので日持ちしそうですが、実は葉物と同じくらいデリケートな野菜なんです。
常温での保存
- もっても2~3日が限界でしょう。気温の高い季節になると、2日と持たないこともあります。
冷蔵庫での保存
- こちらは5~10日もつそうです。きちんとした保存方法で冷蔵庫に入れて置けば、このくらいは大丈夫なんですね。
冷蔵庫での保存方法
少しでも日持ちさせられるように、きゅうりに適した方法で保存しましょう。
きゅうりの保存に適した温度は10度前後。冷蔵庫はそれ以下になってしまうことを考えると、少し冷気を遮れるものを着せたいところ。
◆洗ったキュウリの水気を切り、キッチンペーパーや新聞紙できゅうりを包みます。(面倒ですが、1本ずつのほうが長持ちします。)
◆包んだきゅうりをジップロックなどの、保冷バッグに入れます。
◆保冷バッグに入れたきゅうりは、立てて保存します。
きゅうりなどの立てて保存する際に便利な物
ペットボトルの上部半分くらいをぐるりとハサミで切り落とし、残りを飲み物などを入れるポケットにセットして使うと便利ですよ。
これにより、きゅうりの保存期間を延ばすことができます。こうした保存方法を知っておくことで、いつでも美味しいきゅうりを楽しむことができます。
きゅうりとは?
今では年中スーパーで売っていますが、旬は夏。夏野菜のひとつです。
元々は熟した実を食べていたそうですが、甘みも少なく、熟すと苦みが出てしまいあまり美味しくなかったために、未熟な実を食べるようになりました。
熟した実は黄色になることから、江戸時代までは黄瓜と呼ばれ、それがきゅうりとなったのだそうです。
きゅうりの実は非常に成長が早く、大きい物では50㎝ほどにもなるのだそう。
成長が早いということは、収穫後のスーパーで売られているきゅうりの成長も早いので、腐るのも早くなるということになります。
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まとめ
見た目とは違って、腐るのが早いきゅうり。例えば、きゅうりは外見がしっかりしているため、一見すると他の野菜と同じように長持ちしそうに見えます。
しかし、実際には非常にデリケートで、適切に保存しないとすぐに劣化してしまいます。
賞味期限を知るまでのあいだ、人参などと同じようにポーンと置いていました。
これからは上手に保存して、いつも美味しく食べられるように工夫していきたいと思います。
きゅうりの鮮度を保ち、いつでもシャキシャキとした美味しい状態で楽しみたいです!