赤ちゃんや子どもの指しゃぶりの原因って何があるのでしょう?いつまで続くのかも気になりますよね?
それでも年齢が上がっていくうちに指しゃぶりは心配の種にも。
周囲からは愛情不足やストレスなどネガティブな原因を聞かされて、一体いつまで続くのだろうかと悩むお母さんも多いのではないでしょうか?
いつまで指しゃぶりを見守ればよいのか、子供のことを考えるあまり強く注意してしまったりすることもあることでしょう。
しかし『指しゃぶり』の原因に目を向け、状況に合わせた働きかけをして行けば焦ることはありません。
『指しゃぶりの原因は?0歳1歳2歳3歳4歳までの治し方やいつまで続くのか』
専門家の意見も踏まえご自身の子供の年齢にあてはめて、いつまで指しゃぶりをしても大丈夫なのか、その原因と治し方まで考えてみましょう。
どうして指をしゃぶるの?
赤ちゃんの指しゃぶりは胎児の頃から始まっています。
お腹の中にいる間に、生まれてからお母さんのおっぱいを吸うことができるよう指を口に入れながら羊水を飲み込んだりして練習します。
『指しゃぶり』は原子反射と呼ばれる生まれながらにして生きる為に備わっている本能の一つなのです。
では生まれてからはどうでしょう?乳幼児期については以下の原因が主な理由としてあげられます。
指しゃぶりの原因
- 退屈な時や眠いとき
- 不安や緊張しているとき
- 歯がかゆいとき
- お腹がすいているとき
指しゃぶりはいつまでつづくの?
精神的にも肉体的にも成長が著しい乳幼児期、指をしゃぶる理由や原因さまざまです。
不安な視線を注いでしまうと子供の心にも負担になります。おおらかな気持ちで見守り対処を考えましょう。
【0歳(乳児期)】
生後2~4ヶ月頃から口のそばにきたものを無意識に吸うことから始まります。また自分の体を確認するために、足や手を口にいれて遊ぶ行動がはじまります。この時期に何でも口に入れたりするのもそのためです。
ハイハイしたりつかまり立ちや歩き始めるとこれらの動作をすることが優先され、手指から気がそれて指しゃぶりが減っていく子もでてきます。
【1~2歳】
おもちゃで遊んだり指先を使う遊びが増えてくると、昼間の指しゃぶりは減る傾向にあり、眠い時や退屈な時にだけ指しゃぶりをするようになります。
個人差はありますが、歯も生え始める時期なので口の中のむずがゆさからまだ指しゃぶりは続きます。
【3歳~4歳】
お外遊びや砂遊びが活発になり、手が汚れるたら洗うおやつやご飯の前には手を洗うとゆう習慣から、手を清潔にするとゆう意識も芽生えはじめます。
食べ物以外は口に入れないことを覚え、4歳以降ほとんどの指しゃぶりが減少していく傾向です。
しかし、まだなお頻繁な指しゃぶりが続く場合は、その状況によって小児科医、小児歯科医、および臨床心理士などへ相談を考えましょう。
指しゃぶりへの対応はどうしたらよいの?
指しゃぶりについての指導はそれぞれの専門領域によって違ってきます。
『日本小児医学会』は小児科医、小児歯科、医臨床心理士の立場から統一見解を提言しています。
専門領域の違うそれぞれの専門家の考えは?
- 小児科医
指しゃぶりは生理的な行為であるから、無理に止めさせる必要はない。 - 小児歯科医
歯並びや噛み合わせ、その他の口腔機能の不具合を引き起こす原因となる為、4歳以下でも習慣化する危険がある児に対しては指導が必要。 - 臨床心理士
4歳を過ぎても持続する場合は、背景に心理的な問題が考えられるあるいは生活環境の影響がある為、子供の心理面から問題行動の一つとして対応する。
子供の指しゃぶりが頻繁に続く場合、お母さんにとってはやめさせたい一心から、その都度子供へ注意や指摘したりすることがあるでしょう。
しかし専門家の意見を見てもわかる通り、3歳頃までは特に禁止する必要はないとゆうことを心に留めておきましょう。
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子供の健やかな成長のためにしたいこと
子供の指しゃぶりを治したい場合は、幼児期後半になって急に強い指導をするのではなく1歳~2歳の幼児期前半から子供の様子を注意して見守事が大切です。
その上で手足を使う機会を増やしたり、外遊びや運動などでエネルギ-を発散させたりできる環境をあたえましょう。
また、スキンシップも子供の精神を安定させるのに重要な役割をします。
子供と添い寝しながら手を握ったり、絵本を読んだりして心地よい睡眠を誘いましょう。お母さんの愛情を感じながら眠りにつくことでとても安心した気持ちになります。
指しゃぶりを無理にやめさせようとせずに自然な形で働きかけを行い、子供自身の成長を待つとゆう方法を試してみてはいかがでしょうか。