子どものおねしょ(夜尿症)対策と原因、オムツが外れ始めてくるとどうしても気になってしまいますよね。
でも子どもなら誰でもおねしょの経験はあります。避けては通れない課題の一つです。
ママにとっても最大の難関ですね。おねしょが長引くと自分の育て方がいけないのかも…と自暴自棄になってしまいがち。
しかし、ママの育て方のせいだけではありません‼︎
気分がおっくうになるおねしょも対策さえ心掛けておけば、きっと解決できます。
今回は『子どものおねしょ(夜尿症)対策と原因は?子どもとの向き合い方は?』をお届けします。
おねしょの原因
“子供の性格の問題”だの“親の育て方の問題”だのと、おねしょの原因はあちこちで騒がれていますが、ちゃんとした理由があります。
おねしょとは誰のせいではなく、以下の要因が大きな原因です。
おしっことは腎臓で作られているのはご存知ですよね?
ではなぜ、子供は漏らしてしまうのか?
それは、ホルモンが原因です。
夜寝ている時は抗利尿ホルモンという物質が多量に分泌され、おしっこを濃くして量を減らします。
膀胱は腎臓で作られたおしっこをためる役割があります。
抗利尿ホルモンが少ないと腎臓で薄いおしっこが多量に作られてしまいます。
そのため膀胱にためられなくなり、おねしょの原因になります。
おねしょの対策
子供が例えおねしょをしてしまっても、ご両親はあまり神経質になったり、深刻に捉えないでください。
子供も好きでおねしょをしているわけではありません。
ホルモンのバランスであったり、成長の途中なので仕方のない事です。
怒られることにより、子供もどんどん自信を無くしてしまい逆効果になってしまうので要注意です!
まず子供がおねしょをしてしまったら、前の年の同じ季節を思い出し、回数がどのように減ったのかを観察しながら、生活の改善を行いましょう。
しかし、夜だけではなく日中も漏らしてしまう場合は医療機関などに相談してみてください。
子供への接し方
- 起こさない
- 怒らない
- 焦らない
おねしょが心配だからといって、お子さんが夜寝ている間に何度も起こしてトイレへ促すのは絶対にやめましょう。
起こすことにより睡眠リズムを乱し、尿量を調整する抗利尿ホルモンの分泌を減らしてしまいます。
また、夜間の膀胱を悪くしておねしょの悪化に繋がります。
前にも述べましたが、子供だってしたくておねしょをしているわけではないです。
怒っても逆効果‼︎シーツの洗濯や布団干しと重労働は増えますが、子供の成長過程だと思って見守ってあげましょう。
おねしょの原因は様々です。もちろん子供によっても違います。
他のお友達や兄弟と比べるのではなく、自分の子供のペースを観察しましょう。
年齢とおねしょ
おねしょは年齢と共に回数や量に変化があります。以下の年齢別のおねしょを知っておきましょう。
〔赤ちゃん〕
膀胱が小さく、おしっこが昼夜の区別なく作られるので、夜も昼間と同じ間隔でおしっこをし、一晩に何回もする
〔2〜3歳〕
膀胱にためられる量が増えてきて夜でも沢山ためられるようになる。
夜の間に作られるおしっこの量も減ってくるので、おねしょは徐々に減り、2人に1人の割合となる
〔4〜5歳〕
夜間の膀胱も安定してきて、夜の尿量も減ってくるので8割の子供はおねしょをしなくなる。
5歳でまだ、毎日のようにおねしょをする場合は、身体の生理的な発達も考えられる。
5歳以降のおねしょは2割になり、原因は遺伝的な要因が強くなる。また5歳以降のおねしょの事を夜尿症という。
おねしょは成長の通過点
幼児期のおねしょはまだ発達の途中なので重く受け止めず、心配することはありません。
しかし、おねしょは子供にも親にも負担になってしまうのは事実です。
少しでも早く解決できるように生活を見直すのも手です。
例えば、朝と昼の水分は多めにとり、夕食時以降の水分や塩分の摂取は控えてみるのも予防の一つです。
また、寝る前にトイレに行く習慣をつけて少しでも膀胱に残った尿を空にしましょう。
日中の子供との接し方にもポイントがあります。
子供がトイレを行きたそうにモジモジしていても親から催促するのではなく、自発的にトイレに向かわせるようにしてみてください。
親が促すことにより、尿量をためておく事すらできなくなり、膀胱が大きくなりません。
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まとめ
いかがでしたか?おねしょはどの子供でも起こり得ることです。
忙しいママにとって、おねしょは大変なこと。でもママとして大らかな気持ちで我が子の成長を見届けてあげてください。