元気で健康な生活を送るにはやはり食べ物が大事ですよね。
特に主婦のみなさんは、家族の食事にはとても気を使うでしょうし、家計のやりくりも気になりますよね。
そこでご紹介したいのが『豆苗』(とうみょう)という野菜です。
豆苗は栄養価も高く、値段もお手頃、しかも食べた後に栽培して再収穫できるというコストパフォーマンスが非常に高い食材なんです!
今回は『豆苗とは?栄養抜群!育て方のコツと水の量、何回収穫できる?』についてご紹介いたします。
豆苗とは?その歴史
豆苗というのは中国が起源の緑黄色野菜で、エンドウ豆の若い葉と茎のことです。
昔は特別な行事などの時に振る舞われ、身分の高い人しか口にすることができなかったと言われています。
日本へ伝わったのは日中国交回復後の1970年代で、当時は高級な中華料理店でしか見かけることはありませんでしたが、今ではスーパーなどで1パック100円前後で売られるようになり、身近な食材となりました。
豆苗は栄養抜群!
豆苗は非常に高い栄養価がある野菜で、特にビタミン類が豊富です。
1/2パックで1日に必要なビタミンを摂取することができるんですよ。
特に多く含まれる栄養素とその効果
- ビタミンK・・・骨の形成を助ける。更年期の女性には嬉しいビタミン。
- ビタミンA・C・・・活性酸素を除去し老化を防ぐ。アンチエイジングに効果的。
- 葉酸・・・赤血球の形成を促進。妊婦さんや授乳中のママに欠かせない栄養素。
- βカロテン・・・身体の皮膚・粘膜・免疫機能を正常に保つ。細菌やウイルスの侵入を防ぐので、風邪予防に効果的。
βカロテンは油と一緒に摂ると吸収されやすいので、炒め物に適しています。
その他にもビタミンE・B1・B2・B6・鉄・マグネシウム・リン・カリウム・カルシウム・タンパク質・食物繊維など豊富な栄養素を含んでいます。
糖質・脂質・タンパク質を燃やしやすいため代謝アップにつながり、腸内環境を改善する働きもあるので便秘などにも効果的です。
また、肌のハリ・ツヤも良くなり、冷え症改善も期待できます。
豆苗は豆と緑色葉物野菜の栄養素が集結した、理想的な野菜なんですね!
豆苗の育て方とコツ
豆苗は一年中栽培が可能ですが、発芽温度は20度前後なので、やはり気温が安定しやすい3月~5月がベストだと言われています。
育て方のコツや水の量などについてご紹介します。
豆苗の育て方
- ①豆と根の上3~5cmの部分を切り分け、葉と茎の部分は美味しくいただく。
- ②豆苗がまるごと入る大きさのお皿やプラスチックの容器などに豆と根の部分を入れる。
- ③根が浸るぐらいの水を入れる。
- ④日当たりの良い窓際に置く。
- ⑤1日1回~2回水を換える。
根元の茎に『脇芽』と呼ばれる小さな芽があり、それを2つ残して切り落とすと成長が早くなります。
あまり深いものはカビが生えやすいので、避けた方がいいでしょう。
水が多すぎると豆が腐る原因になるので、くれぐれも根だけが浸るぐらいの量にしてくださいね。
屋外で育てると収穫量が多くなるという実験結果もあるそうですが、天気に左右されますし、虫がついたりする心配もあるので、日当たりのいい室内で育てるのがおススメです。
カビの発生を防ぐために、水は足すのではなくて、必ず交換するようにしましょう。
だいたい7日ぐらいで食べられる状態まで育ちますが、さらに2~3日待つと葉が大きく、緑も濃い豆苗が収穫できます。
豆苗は何回収穫できる?
このように育てると、だいたい2回の再収穫が可能です。
3回目以降は脇芽がなくなるため、成長が著しく弱くなります。
また、夏場は水温が上がるため豆が腐る・カビが生える・藻が発生するなどの問題が発生しやすいので、暑い時の再収穫は1回までにしたほうが良いでしょう。
関連記事はこちらからご覧ください
生姜ココア効果で便秘改善!飲むタイミングと作り方を紹介します!
はちみつ大根は喉の風邪に最適!身体をケアするために美味しいレシピ紹介します!
さいごに
栄養抜群なうえに、1パック100円で2~3回食べられる豆苗。とっても魅力的ですよね!
お子さんと一緒に育てると食育にもなると思います。
簡単なので、みなさんもぜひ試してみてくださいね。