中華料理やあんかけ料理、デザートやお団子にと片栗粉は沢山の料理に使用することができます。
とろみがあることでいつまでも温かく、口当たりも滑らかになる片栗粉。
しかし、片栗粉は使い方を間違ってしまうととろみがなくなってしまうことがあります。
片栗粉を入れたはずなのに、汁がサラサラしている・・・片栗粉がダマになってところどころ固まりがある・・・
こんな状態になったことはありませんか?
実はそれ片栗粉の使い方を間違っていることが原因でした!
片栗粉はダマになったり、とろみがつかなかったりと一見使うことが難しいように感じてしまうかもしれませんが、コツを掴めば誰でも簡単にとろみをつけることができます。
片栗粉の上手な使い方を知ってみたくはありませんか?
そこで今回は『片栗粉のとろみがなくなる原因は?失敗しないコツを紹介します!』についてご説明します。
片栗粉のとろみがなくなる原因 その①
片栗粉はじゃがいもなどに含まれるデンプンを素に作られています。
このデンプンが熱に反応し、デキストリンというのり状の成分に変化します。
これによりとろみがつくことができます。
しかし、片栗粉を使っているにも関わらずとろみがなくなってしまうことありませんか?
実は先ほども説明した通り、片栗粉は熱を加えることでとろみをつけることができます。
つまり、とろみがなくなってしまう原因は片栗粉の加熱時間の短さにありました。
片栗粉でとろみをつける場合、片栗粉を水で溶いたものを入れて1分以上加熱するようにしましょう。
中華料理や、忙しい合間の調理はついついスピード重視になってしまい、片栗粉を入れても十分に加熱しないことが多くあります。
そのためとろみがなくなり、水っぽいような料理になってしまうんです。
片栗粉のとろみがなくなる原因 その②
片栗粉のとろみがなくなる原因はもう一つあります。それは片栗粉と水の量が間違っている時です。
とろみをつける時はだいたい皆さん目分量で片栗粉を水で溶かすと思いますが、どのくらい水を入れていますか?
上手なとろみの付け方は片栗粉1に対し、水は2になります。
片栗粉が多いと固まりが多くできてしまいますし、水が多くてもとろみがなくなってしまいます。
片栗粉と水の量に注意してみましょう!
片栗粉のとろみがなくなる原因 その③
片栗粉のとろみがなくなる原因はまだまだありました・・・・
調理している際味見をしますよね?どうやって味見をしていますか?
実は片栗粉はデンプンからできているため、酵素に弱い性質があります。
酵素とは人の唾液に含まれている成分の一つです。
つまり、味見をしたお玉やスプーンを洗わずにそのままフライパンや鍋に戻すことで、片栗粉のとろみが分解されてとろみがなくなってしまう原因になっていました。
片栗粉は繊細だったのですね・・・
片栗粉の上手な使い方
片栗粉でとろみをつけようとするとダマになったり、水っぽくなったりしませんか?
そんな時はフライパンや鍋に入っている材料を少しだけ端によけてあげましょう。
片栗粉を混ぜながら、加熱しやすい環境にしてあげることでダマや水っぽさがなくなりますよ!
上手にとろみをつけれない原因は材料が邪魔をして片栗粉が上手く加熱、混ざっていなかったからです。
これだけ気を付ければ美味しくとろみをつけることができます!
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まとめ
片栗粉でとろみがなくなる原因は、スピード重視で料理するあまり片栗粉が十分加熱されないことにありました。
それ以外でも水と片栗粉の分量や、唾液の成分がデンプンを分解してとろみをなくしてしまうなど他にも注意しなければいけないこともあります。
ですが、これだけ注意すれば誰でも上手にとろみをつけることができ美味しい料理をつくることができます。
是非参考にして下さい!