7月7日は七夕ですが、七夕の献立は何を食べていますか?
そうめん?ちらし寿司?お寿司?などいろいろありそうですが、実は七夕の行事食はそうめんと決まっていました!
知らない人が多いこの事実、昔中国からの言い伝えが日本に伝わり、広がったようです。
七夕の行事食がそうめんなのは、家族の健康祈願、裁縫(さいほう)の上達、恋愛成就などを願って食べられていました。
今年の七夕は子どもと一緒にデコそうめんを作って家族みんなで七夕の行事食にしてみませんか!?
作り方も簡単で、見た目も可愛いそうめんに子どもたちは大喜びしますよ。
材料をアレンジすれば飽きることなく楽しめますし、夏野菜を沢山使えば栄養も満点です。
夏を迎える前に栄養補給をしておけば夏バテ予防にも効果的です。
そこで今回は『七夕の行事食の由来は?献立はそうめん?ちらし寿司?子どもが喜ぶレシピは?』についてご紹介します!
七夕の行事食の由来とは?
七夕の行事食がそうめんになった由来の基は古代中国になります。
7月7日に貴族の子どもが亡くなり、死後鬼になって疫病を流行らせてしまいます。
村の人たちは疫病を鎮めるために、その子が好きだった索餅(さくべい)をお供えしたそうです。
その後疫病は治まり、それ以降中国では無病息災を願い索餅を食べるようになったそうです。
日本の平安時代に中国のこの風習が伝わり、927年の延喜式で七夕に行われた宮中の儀式のお供えものとしてそ索餅が登場します。
索餅は時代と共にそうめんに変わり、七夕の行事食はそうめんとなったわけです。
七夕に行事食を食べる意味とは?
昔から七夕に行事食を食べることでこんな願いが叶うと言われています。
今年はお願いをしながら食べてみましょう!
- 1年間家族が元気に過ごせますように
- そうめんを糸に見立てて、裁縫が上手くなりますように
- 織姫と彦星から恋愛成就!
七夕の行事食の始まり索餅とは?
中国発祥の索餅は小麦粉で作られたうどんのようなものです。
縄状の形状で、現代のようにめんつゆなどで食べるのではなく、砂糖や小豆などを使用して甘い味付けで食べられていました。
中国ではゴマ油を使用して食べられていた記録もあるそうです。
子どもが喜ぶ七夕の行事食レシピ
材料
●そうめん3束
●ハム 3枚
●ニンジン 1/3本
●キュウリ 1本
●エビ お好みで
●卵 3個
●スライスチーズ 3枚
●ツナ 1缶
七夕そうめんの作り方
①大き目の鍋にたっぷり水を入れ沸騰させてからそうめんを茹でます
②そうめんが茹ったら、ザルに移し、冷水でよく洗います
③ハム、スライスチーズは星の型抜きで星形に抜きましょう
④ニンジンは薄い千切りにし、水にさらします
⑤キュウリはスライサーで縦に薄くスライスし、水にさらす(これを天の川にします)
⑥エビは背ワタを取ってから酒と塩でもみ、沸騰したお湯で茹でます
⑦卵は薄く焼き、千切りにします
⑧下準備が終わったら盛り付けです。そうめんをお皿に移し、真ん中にキュウリを天の川のように敷き詰めます
⑨ニンジン、ツナ、卵を左右から盛り付け、最後にエビを巻き散らし、星形にしたチーズとハムを散りばめます
七夕の献立にちらし寿司?
七夕の献立を聞くと、そうめんよりも実はちらし寿司を食べている人も多いのではないでしょうか?
ひな祭りの次くらいに七夕シーズンはよくちらし寿司のCMを目にすることが多いです。
七夕の行事食はそうめんなのになぜ!?と感じる人もいるかもしれませんが、これは七夕にそうめんを食べることで裁縫が上手くなるという意味にヒントがありました。
裁縫が上手くなるよう願うのは大半女性です。
昔はおめでたいことにお寿司は欠かせないものでしたので、七夕は女の子の行事というイメージがあり、女の子が喜ぶ献立にしようと考えられちらし寿司が人気となったと言われています。
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まとめ
七夕の行事食は健康祈願や、裁縫の上達、恋愛成就などの願いが込められそうめんを食べるようになっていました。
しかし、時代と共にちらし寿司や七夕ゼリーなど食べる人の好みを優先させている背景も見えます。
今年の七夕は伝統的な七夕の行事食、そうめんを子どもたちと一緒に作ってみませんか?
そうめんは下準備だけ大人がしておけば飾りつけは子どもでもできます。
星形のハムやチーズを飾って、家族みんなで子供が喜ぶ七夕そうめんを作ってみましょう。