1月も下旬に入り2月3日の節分が近づいてきましたね。
皆さんのご家庭では節分には何をしますか?家族で豆まきをする方が多いと思いますが、最近は『恵方巻きを食べる』のを習慣にしている人も増えているようです。
この時期になると、コンビニやスーパーでもよく恵方巻きを目にしたり、恵方巻きという言葉を耳にしますよね。
さて、そんな恵方巻き。どこかの方向を向いて一本丸かじりする・・・ぐらいは皆さんもご存じだと思いますが、具体的にいつ食べるのか、どんな風に食べるのか知っていますか?
恵方巻きの食べ方にはルールや由来があるんですよ。
今回は『恵方巻きはいつ?由来、食べ方、節分との関係とは?』をご紹介します。
恵方巻きの由来
恵方巻きの始まりは、江戸時代から明治時代にかけて、大阪の商人が商売繁盛を祈ったり、花街で節分のお祝いをするために太巻きを食べたなど、その起源についてはいろいろな説があるそうです。
全国的に広まっていったのは1980年代に入ってからで、大阪地方以外の人は、節分に恵方巻きを食べるのは新しい習慣だと思っている人が多いかもしれませんね。
某大手コンビニが「恵方巻き」という名前を商品に付けて売り出し、1998年から全国販売を開始しました。
この風習が定着したのはここ最近のことなんですね。
恵方巻きはいつ食べる?節分との関係は?
実は、恵方巻きはこの日に食べなきゃ!と決まっているわけではなく、節分の日に食べるのが縁起良いとされているんです。
もともと節分というのは読んで字の如く『季節を分ける』という意味で、各季節の始まりの日、つまり『立春・立夏・立秋・立冬の前の日』を指し年に4回あるのです。
江戸時代以降は年の始めにあたる立春が重視され、一般的に節分といえば立春の前日のことをいうようになりました。
立春前の節分は毎年2月3日ですが、2025年頃からは1日ずれて2月2日になるという話もあります。
恵方巻きの食べ方
恵方巻きの正しい食べ方をチェックしよう!
- 恵方の方向を向いて食べる
- 丸ごと1本切らずに食べる
- 決してしゃべらず、願い事を頭に思い浮かべながら食べる
『歳徳神』と呼ばれる福の神がいらっしゃる恵方の方向を向いて何かをすると何事もうまくいく、といわれることから恵方巻きはその方向を向いて食べるようになりました。
2017年の恵方は『北北西よりやや北側』です。これは毎年違うので、ネットなどでチェックすると良いでしょう。
その方向から目をそらさないようにするのがポイントです。
長いのを丸かじりするのは結構大変ですが、『縁や運を切らさないように』という意味があるので、頑張ってそのまま食べましょう。
最近お店ではハーフサイズなど短いものも売っています。
お家で作る時は、特にお子様や女性向けに短くて細いものを作ると良いですね。
最後まで黙って食べると願い事が叶うと言われています。
途中でしゃべると運が逃げてしまうので、我慢ですよ。
恵方巻きの具材は何を入れる?
恵方巻きには特にこれを入れなければいけない、という決まりはありませんが、縁起の良い七福神にちなんで7種類の具材を入れると良いと言われています。
定番の具材
- しいたけ
- かんぴょう
- えび
- ウナギ
- だし巻き卵
- きゅうり
- でんぶ
その他、ツナ・レタス・カニカマ・サーモンなども人気があります。
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さいごに
最近は、お店にいろんな種類の恵方巻きが売っていて、どれにしようかな・・・と選ぶのも楽しいですよね。
自宅で作る人は、自分や家族の好きな具材を巻いて、太さや長さも自由にできるし、忙しいママにとっては『節分の日は恵方巻き1本あればお腹いっぱいになるから、作るのも楽で嬉しい』という声も多いそうです。
これまで恵方巻きにあまりなじみがなかった方も、今年は是非取り入れてみてはいかがでしょう。
恵方巻きの由来や正しい食べ方を知っていると、さらに節分が楽しくなりそうですね。