5月5日は子どもの日です。鯉のぼりや、鎧兜などを飾って子どもが元気に成長するよう祈り、また成長をお祝いする日でもあります。
ところで、鯉のぼりはいつから飾っていますか?
鯉のぼりを飾る時期になると近所の家を確認して、誰かが飾ってからうちも飾ろう!なんて考えていませんか?
きっと多くの家庭ではこのような会話をしているはずです。
だっていつから飾っていいのかわからないから・・・と心の声が聞こえてきそうですね。
そして、その逆も。鯉のぼりはいつ片付けていますか?
雛人形は長く飾っているとお嫁に行けなくなると言われ、雛祭りが終わると早々に片付けられます。
でも鯉のぼりが長く飾られていると結婚できないなんて聞いたことありません。
鯉のぼりを6月になっても飾っている家もあるくらいです。いつまで飾っているのが正しいのでしょうか?
そこで今回は『鯉のぼりはいつからいつまで飾る?片付ける日のポイントは?』についてご紹介します!
鯉のぼりをいつから飾るのか?
鯉のぼりをいつから飾るのかは実は決まっていません。
一番多い考え方は、4月最初の大安で晴れている日に鯉のぼりを飾る人が多いようです。
大安はおめでたい日なので、子どものお祝い始めるには最適の日だからではないでしょうか。
そして次に多いのは4月5日頃にある二十四節気のうちの一つ、「清明(せいめい)」の日に飾る人も多くいます。
清明は全てがけがれなく清らかで、明らかな頃という意味があります。
清らかな心で鯉のぼりを上げ、ご先祖様に子どもを守ってもらおうとする親心からこの日を選ぶ人が多いようです。
清明は中国から伝わった文化とされていますが、中国ではお墓詣りをする日だと言われています。
2017年の清明は4月4日です。
毎年清明の日は変わりますが、だいたい4月5日前後になります。
鯉のぼりをいつまで飾る?
鯉のぼりを出したら、今度は片付ける日タイミングが分からず迷ってしまいますよね・・・
我が家の鯉のぼりも、昨年は片付けるタイミングが分からずなんと6月まで出していました。
実は鯉のぼりをいつまで飾っているかも日にちは決まっていないのです。
子どもの日、つまり5月5日が終わった最初の大安に片付ける人が一番多いようです。
しかし、地域によっては二十四節気を使用し、小満(しょうまん)と呼ばれる日に片付ける所もあるようです。
小満は植物が大きく成長し、緑が満ちたという意味があります。
植物を子どもに例え、子供が成長したから鯉のぼりを片付けようとする人もいるようです。
2017年の小満は5月21日です。
鯉のぼりを片付ける日のポイントとは?
鯉のぼりを片付ける日はいつか分からなかったりしましたが、片付ける日には共通点がありました。
それは晴れている日に片付けることでした。
鯉のぼりは空を泳いでいますが、飾っているだけでも汚れがかなりつきます。
来年も綺麗な鯉のぼりを上げるため、そしてカビなどの湿気から鯉のぼりを守るためにもしっかりと乾かしてから片付けるようにしましょう。
絶対に雨の日に片付けてはいけません!
鯉のぼりの洗い方
鯉のぼりはクリーニングに出さず、自宅で洗濯するようにしましょう。
オススメなのはお風呂の浴槽の中で鯉のぼりを手洗いし、軽く絞ってから晴れている日に鯉のぼりを飾って乾かす方法です。
鯉のぼりを洗う時は中性洗剤を使用し、模様が取れないように注意しながら丁寧に洗います。
しっかりと乾いたことを確認したら綺麗に畳んで片付けましょう。
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まとめ
鯉のぼりはいつから、いつまで飾るといった決まりはありませんでした。
鯉のぼりを4月最初の大安又は、4月4日頃の清明の日から飾る人が多いです。
いつまで飾るのかは、5月21日頃の小満又は、5月5日の子どもの日が終わった最初の大安に片付けるのがいいようです。
鯉のぼりは汚れているので晴れている日に乾かしてから、綺麗にしてから片付けるようにしましょう。