子育て中に突然「白湯や麦茶は与えないの?」と聞かれて戸惑ったことはありませんか?昔は新生児に白湯や麦茶をあげるのは当たり前でした。
しかし現代では産院からも、白湯や麦茶をあげるような指導は積極的に行っておりません。
では、一体白湯や麦茶はいつから与えるものなのでしょうか?
今回は『新生児に白湯や麦茶はいつから?量や温度、作り方を伝授します!』についてまとめました。
白湯の作り方や、温度や適切な量もここで頭に入れておきましょう。
新生児の白湯と麦茶について
白湯とは、水を沸騰させて空気を取り入れて冷ましたもののこと。
殺菌されているため、通常の水よりも口当たりがまろやかになります。
麦茶は、他のお茶と比べてカフェインが含まれておらず、大人が飲む麦茶とは違い、赤ちゃん用の麦茶は薄まっているので苦味が少なくなります。
麦茶の中にはミネラルが豊富に含まれているので、身体に溜まった熱を放出してくれる働きがあります。体温調節ができない赤ちゃんの手助けをしてくれます。
白湯と麦茶の作り方
白湯
【ヤカンやポットを使用する場合】
10分程度沸騰させ、人肌程度に冷ます
【電子レンジを使用する場合】
600Wで1分半ほど温めた後、人肌程度に冷ます
或いは、1度沸騰させた白湯を冷蔵庫で保管しておき、飲む直前で電子レンジにかけても可
麦茶
沸騰させたお湯で麦茶のパックを煮出し、通常の4〜5倍に薄めて、人肌程度に冷ます
新生児に白湯と麦茶はいつから飲ませる?
ひと昔前は、新生児のときから必ず飲ませると言われていました。
最近では、時期は特に決められていないそうです。
ほとんどのママさんは、生後1週間から飲ませているそうです。
また、離乳食の準備としてあげる場合は生後4〜5ヶ月を目安にあげてみてください。
白湯と麦茶のメリット
白湯と麦茶をあげた場合のメリットも数多くあります。
以下のメリットを頭の片隅に置いておきましょう。
メリット
- 便秘解消
- 段階への手助け
- 水分補給
- 薬
- 虫歯予防
離乳食が始まる5〜6ヶ月は便秘になりやすい時期と言われております。
白湯や麦茶を飲むことにより、大人と同様に便秘解消に繋がります。
例えば母乳育児からミルク育児に移行する場合、味の変化に慣れさせるために白湯や麦茶が用いられます。
また離乳食を始める際にも、母乳やミルク以外の味に慣れさせることで、離乳食をスムーズに始めることができます。
例えばお風呂あがりや、空気が乾燥しているとき。また外出から帰ってきた時など、大人と同様に赤ちゃんも喉が渇きます。
白湯や麦茶は、母乳やミルクで足りないときの水分補給に繋がります。
万が一赤ちゃんが病気になり薬を処方された場合、ミルクや母乳で薬を飲むことはできません。
その時のためにも、事前に白湯や麦茶に慣れさせておくことは大きなメリットに繋がります。
乳歯が生えてきて離乳食が始まった際にも、食後に白湯や麦茶を飲ませることで、歯磨き嫌いなお子様でも口の中を衛生的に保つことができます。
白湯と麦茶の飲ませ方
白湯や麦茶といえども、赤ちゃんにも好き嫌いはあります。
いきなり飲ませるのではなく、まずは赤ちゃんの唇につけて反応をみましょう。
嫌がらない場合はそのまま口の中にスプーン一杯程度の量を入れてみます。
生後間もない時期は哺乳瓶に20〜30ccほどの量で充分です。
離乳食前は50ccほどの量をスプーンで飲ませると、スプーンで食べる練習に繋がります。
離乳食が始まったら、マグやコップで飲ませてみましょう。
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《注意点》
母乳やミルク、離乳食をあげる前に白湯や麦茶を沢山あげてしまうと、赤ちゃんが満足してしまい、飲まない恐れがあります。
白湯や麦茶だけでは栄養不足になってしまうので、必ず白湯と麦茶は最後にあげるか、少量に留めておきましょう。
また、ミルクを白湯で薄めてしまうと、ミルク嫌いになる可能性があるので、必ず適量のお湯で薄めてあげましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
あくまでも必ず与えなければならないものではありませんが、これから離乳食を始めたり、保育園に預けることを考えているママは、白湯と麦茶を頭の片隅において置くと、いざという時に役立つのではないでしょうか?