みなさんは、オリーブオイルで揚げ物をしたことがありますか?最近油よりもオリーブオイルで炒め物をすることが多くなったので、オリーブオイルで揚げ物は出来るのか気になります。
普通は食用油で揚げている方が多いかと思います。ではオリーブオイルも油ですが、オリーブオイルで揚げたら美味しく揚げることが出来るのでしょうか??
今回は『オリーブオイルで揚げ物って大丈夫?油の違いと美味しさの違いは?』について、調べてみました。
揚げ物にもオリーブオイルはオススメです!
オリーブオイルといえば地中海の国々ですよね。
イタリア料理やスペイン料理のほとんどにオリーブオイルが使われています。
これらの国々を訪れた方は御存じだと思いますが体格がいい方が多いですよね。
きっと毎日、豊かな食生活が影響してるのだと思います。
日本では「体格が良い=生活習慣病=不健康」というイメージが強いと思いますが地中海沿岸の国々ではその常識は通りません。
なぜかというと太っていても心臓疾患の病気にかかかる確率が低いからです!
日本では肥満と血管関係は非常に密接ですが向こうはそうでもないです。
それはいったいなぜなのか?
それはオリーブオイルの影響なのです!
オリーブオイルは悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす作用があるのです。
他の食用油よりもヘルシーなんですね。
揚げ物はもちろん炒め物にもオリーブオイルを活用して家族の健康をサポートしましょう!
オリーブオイルと加熱の関係
野菜ともお肉ともお魚とも相性がいいオリーブオイル。
最近は日本でも揚げ物や炒め物にも使われているんです。
実はオリーブオイルは数ある油の中で加熱に適した油、と言われています。
-
ここで、ちょっと難しい話になりますが・・・
植物性油と動物性油は加熱すると加水分解を起こし”遊離脂肪酸”ト”グリセリン”という物質になります。
このグリセリンがさらに加熱されると酸化をを起こして神経組織や肝臓組織にダメージを与える物質を発生させるといわれています。
ところがオリーブオイルは加熱による酸化に対して強い性質を持っているため健康被害のリスクがほかの油脂に比べて少ないのです。
加熱料理に適した油の条件は以下の通りです。
加熱料理に適した油
- 加熱により油が酸化しにくい油
- 常温で液体である油
【過熱により油が酸化しにくい油】
油脂には「脂肪酸」という数個から数十個の炭素が一列につながっている成分が含まれています。
さらに、同じ脂肪酸でも炭素の結びつき方の違いによって「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類に分かれており、そのうち「飽和脂肪酸」は酸化しにくいといわれています。
しかし、飽和脂肪酸は動脈硬化を要因の1つだといわれています。
「健康面」だけでみると「酸化しにくさ」だけで油を判断するのはできません。
【常温で液体であること】
飽和脂肪酸は常温で固いです。代表的なのはラードやバターです。
一方常温で液体なのは不飽和脂肪酸のリノール酸やαリノレイン酸、オレイン酸を多く含む油です。
ただしαリノレイン酸は非常に酸化しやすいのが難点。そのため加熱料理には向きません。
オレイン酸はリノール酸とαリノレイン酸より酸化しにくい油です。
オリーブオイルの脂肪酸の成分は10%が飽和脂肪酸、80%オレイン酸、10%がリノール酸などです。
そのため、オリーブオイルは「酸化しにくく」、「常温で液体」の3条件を満たしてるというわけです。
- ※注意
- ただし、しぼりたてのエクストラバージンオイルは加熱すると香りが飛んでしまいます。揚げ物や炒め物など加熱する料理には向かないでしょう。
オリーブオイル揚げ物に最適
揚げ物をすると油がは素材の中に浸透してしまいがち。
ところがオリーブオイルは素材の中にあまり浸透しません。
しかも素材にすぐ熱を通す性質があるため油っぽくならないのです。
「揚げ物=脂っぽいもの」という常識を覆すさっぱりとした仕上がりが期待できます。
これなら揚げ物でも余分な脂質の摂取を避けられますね。
オリーブオイルで揚げ物をするときの最適温度は180度です。
風味を損なわないためにも2回使ったら新しいものと差し換えましょう。
関連記事はこちらからご覧ください
焼き味噌だねで時短味噌汁!栄養満点で忙しい主婦の間で大注目!味噌だねの作り方と冷凍方法など
揚げ物フライをサクサクに戻す方法は簡単?レンジ?トースター?どっちがいい?
まとめ
オリーブオイルを使った揚げ物料理としてはオイルフリッターがメジャーですね。
オリーブオイルは食材特融のニオイを消してくれるのでエビやイカなどのシーフードと相性抜群です。
今夜はエビの素揚げなどいかがですか?