魚の骨がのどに刺さったとき、どうやって対処したら良いか焦ってしまいなかなか取れないなんてことも。。。
魚を食べていて、骨がのどに刺さった経験はありますか?小さい骨なのに、刺さると結構痛いんですよね。
なんとか骨が取れた後も「また刺さるかも。」と思ってしまって、魚を食べるのが怖くなってしまいます。
万一また骨が刺さってしまったときはどうすればいいか、家庭でできる対処法を知っておくだけで、安心度はかなり高まるのではないでしょうか。
今回は『魚の骨がのどに刺さった取り方は?家庭ですぐに対処できる方法を教えます!!』について紹介します!
魚の骨が喉に刺さった!痛い!と思ったらすぐにするべきこと、やりがちだけど実はしてはいけないことをまとめたのでどうぞごらんください。
のどに骨が刺さった!すぐやるべきことと、やってはいけないこととは?
魚の骨がのどに刺さったら、すぐやるべきこと2つ
- 直ちに食事を中断し、何も口に入れない。
- 痛い箇所を確認する。
【直ちに食事を中断し、何も口に入れない。】
「ご飯を丸呑みすれば、押し出されて骨は取れる。」
「そのまま食事を続けていれば、食べ物に押されて取れる。」
これは長年言い伝えられている方法ですが、現代ではやってはいけない対処法として知られるようになってきました。
他の食べ物で骨が押されると、さらに深く刺さってしまうことはあっても取れることは殆どありません。
刺さった!と思ったらすぐに食事は中断し、何も口に入れないようにしましょう。
【痛いところを確認する】
喉のどのあたりが痛むのか、落ち着いて鏡を見て確認してみましょう。
刺さっている骨が見える場合と、見えない場合では対処が異なります。
刺さった骨が見えている場合の対処の仕方
大きく口を開けて鏡を見てみましょう。刺さった骨がハッキリ見えている場合は、自分で取れることが多いです。
ピンセットを煮沸するかアルコールで消毒してから、懐中電灯やスマホのライトで口の中を明るく照らしながら取りかかりましょう。
先の尖ったピンセットより、丸みのあるピンセットが安全です。
骨を引っ張るときは、途中で骨が折れてしまわないようゆっくり確実に。
骨が取れても痛みが残ることがありますが、しばらく様子を見て痛みや出血がひどくならなければ心配はありません。
自分で頑張ってみたけれど、なかなか取れないという場合は無理をせず病院で取ってもらいましょう。
骨がどこに刺さっているか見えない場合は、迷わず病院へ
魚の骨が刺さったくらいで病院なんて、と思う必要はありません。
耳鼻科の他、内科、歯科でも対応してくれますので、行きやすいところを選んでください。
まれにCTを撮ったり麻酔を使わなければいけないケースもあります。
しかしほとんどの場合は簡単な処置ですぐに取れるようです。
よく聞くけど、実は意味がないあの方法
誰もが一度はトライしたはずの、昔ながらのあの方法で骨は取れるのでしょうか。
ご飯やこんにゃくゼリーを飲み込む。
古典的な方法ですが、何かを飲み込んで魚の骨が取れるケースはとても少ないらしいです。
ご飯の塊が骨をさらに押し込んで、傷が深くなってしまう例のほうが多いのだとか。
飲み込んだご飯やこんにゃくゼリーが骨に引っかかり、そのまま下に引っ張ってしまったために喉の粘膜が裂けてしまった恐いケースも。
お酢、炭酸を飲む。
お酢や炭酸の作用で刺さった骨が柔らかくなり、抜けやすくなるという説があります。
確かにお肉や魚をお酢や炭酸に漬けると柔らかくなりますが、それは30分~一晩漬け込んだ場合のことです。
お酢や炭酸を長時間口や喉に含んでおくことはかなり難しいと思いますし、仮に柔らかくなったとしても皮膚の中に刺さった部分は硬いままです。
うがいをする。
勢いよくガラガラうがいをすれば水圧で取れるという説です。
細い小さな骨が浅く刺さっている場合は、水の勢いで取れるかもしれません。
しかし可能性は大変低く、「これで取れたら超ラッキー」くらいに考えていたほうがいいようです。
鯛、アジなど太くて硬い骨の場合、水圧によって骨が揺さぶられて傷を広げてしまう可能性もあります。
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たかが小骨、されど小骨
口の中に魚の骨が刺さると、痛いしかなり気になるんですよね。ですがまずは落ち着いて、刺さった場所の確認をすることが大切なようです。
古くから伝わっている骨を取る方法の中には「お皿に残っている魚の骨を自分の頭に乗せて、しばらく静止していると骨が取れる。」
「象牙で喉をなでると、骨が取れる。」なんてのもあるようです。
科学的根拠のないものは実践せず、おもしろ迷信として楽しむのがよさそうですね。