痩せてキレイになりたい人にはもうお馴染みの、炭水化物ダイエット。
ご飯やパン、麺類などの炭水化物を食べるのをこれまでより減らしたり、全く食べないことで体重を減らそうというダイエット方法です。
テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられ、早く確実に痩せられる方法としてすっかり人気となりました。
でも最近では、この炭水化物ダイエットはやみくもに行うと危険だということがわかってきました。
太る原因として避けられがちな炭水化物も、体にとっては大切な栄養素です。減らし過ぎは危険を招きます。
逆に、炭水化物を上手に摂れば、健康的に美しく痩せられるらしいのです。
そこで今回は『炭水化物ダイエットの危険性と効果的な炭水化物の摂取方法とは!?』について紹介します。
ご飯やパン、粉物など炭水化物が大好きな人もそうでない人も、炭水化物とうまく付き合ってどんどんキレイになりましょう。
炭水化物ダイエットの危険性とは?
中学校の家庭科をちょっと思い出してみましょう。
タンパク質、脂質、無機質、炭水化物、ビタミンの5つの栄養素を5大栄養素と言って、人間の体には欠かせないものだと習いましたよね。
炭水化物は人間にとって大切な栄養素です。それを減らし過ぎると次のような危険な症状が現れます。
やり過ぎ炭水化物ダイエットの危険な症状
- 頭の働きが鈍くなり、いつも気分がスッキリしない
- 体力の低下、内臓の機能低下による体調不良
- 肌や髪の美しさを失い、老けた印象になる
- 体臭がキツくなる
なんだか気になる症状が並んでいますね。
【頭の働きが鈍くなり、いつも気分がスッキリしない】
脳の栄養は糖しかありません。炭水化物を極端に減らすことで脳が糖不足、つまり栄養不足に陥ります。
その結果、なんだか頭がボーッとする、忘れっぽくなった、考えが全然まとまらないなど困ったことが起こります。
【栄養不足による体力の低下、内臓機能低下】
ある栄養素が不足すると、体は他の栄養素を使ってそれを補おうとします。
炭水化物を摂らないことによる糖質不足を補うため、肝臓内の糖質が分解されてゆきます。
そうなると今度は肝臓が糖質不足に陥り、満足に機能することができなくなります。
肝臓は体内の解毒や代謝を司る大切な臓器です。
適切な解毒や代謝がされなくなった結果、黄疸、微熱、倦怠感、不眠、体のむくみなど数々の不快な症状に悩まされることに。
【炭水化物を摂らないと老ける】
ご存知のようにご飯やパンを減らすと、てっとり早く摂取カロリーを減らすことができます。
痩せるためにはドンドン摂取カロリーを減らせばいいと思いがちですが、ものには限度があるのです。
急激なカロリーカットはエネルギー不足を招きます。
日常活動に必要なエネルギーが得られないと、少し歩いただけで足が疲れて動けない、階段で目眩がするなど日常生活に支障が出てきます。
そこで私達の体内にある大切なタンパク質を分解して活動エネルギーをなんとか補給しようとします。
そうなると現れる症状は筋力や持久力の低下だけではありません。
肌の衰え、髪のパサツキなど「なんだか老けて見える」状態になってしまいます。
【体臭がキツくなる】
炭水化物の過度な不足により「ケトン体」という物質が体内で分泌されます。
ケトン体は息や汗、尿などに混じって体外に排出され、周囲に不快なニオイをふりまくのです。
スリムな体は手に入ったけれど、いつもボーッとしている、体力はガタガタで見た目も老けた、しかもクサイ・・・こんなのちっとも嬉しくないですよね。
キレイに健康的に痩せるための、炭水化物の効果的な摂り方は?
☆ 炭水化物は、今までの半分の量に
いきなり炭水化物をゼロにするのではなく、今まで食べていた量の半分にするだけでもダイエット効果があります。
少しでもご飯やパンなどを食べることで、「ちゃんと食べた」という満足感も得られます。
☆ 栄養バランスのよいおかずをしっかり食べる
炭水化物を減らした分、肉や魚、大豆製品などでタンパク質をしっかり補いましょう。
野菜や果物、きのこ類は食物繊維やビタミン補給に欠かせません。デトックスのためにもたくさん摂りましょう。
☆ できれば3食きちんとバランスよく食べる
朝は野菜スムージーだけ。忙しくて昼ごはんを食べられなかった代わりに、夜はご飯もおかずもタップリと。
これでも一応はバランスが取れているのですが、食べたり食べなかったりは血糖値が上がりやすく、脂肪も溜まりやすくなります。
3食バランスよく食べたほうが、健康的にきれいに痩せられます。
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正しい炭水化物ダイエットで、効果的にスリム美人を目指しましょう
急いで痩せたい気持ちはわかりますが、そのために健康も若さも失っては意味がありませんよね。
一見遠回りのようでも、結果的に大成功するのは「程々に炭水化物を減らすダイエット」ということのようですね。