しつけのために子供を叩くか叩かないほうが良いか、これは育児においてよく議論されることです。
一昔前なら家でも学校でも親に叩かれることは特に問題とされていませんでしたが、近年では叩くことによって子どもやママにもたらされる影響が心配されるようになりました。
手が付けられなくなった子どもを言い聞かせるために叩いたり、いけないことをした罰のために叩いたりと子どもが叩かれる状況は様々ですが、それは本当に叩かないでしつけることはできないのでしょうか?
『しつけは叩かず子育てしたい!たたくメリットはあるの?』
についてご説明いたしますので、叩かないしつけについて考えてみましょう。
しつけは叩く?叩かない?たたくメリットは?
特に幼児期の子どもにおいて叩かないと収まらないとゆう気持ちになるのは、子育てをしたことのあるママなら理解できることでしょう。
自分が言ったことや注意を聞いてくれないと、イライラが募り爆発してしまうとゆう状況は育児をしているとたびたび起こります。
しかしそこで叩くママと叩かないママの違いはどこにあるのでしょうか?
それは周囲の目を気にして叩いてはいけないという気持ちだけでなく、しつけにおいて根本的な心の持ち方によるものだと考えられます。
叩いてしまうほどの怒り、それは子供がしたことに対してふさわしいものですか?
子どもが子供らしくいる以上、状況や場所によって大人のように正しく振舞ったり、自分の欲求を抑えたりすることは難しい場合もあります。
そんな時、あなたはどんな風に子どもに正しいことを教えたいですか?
冷静に考えるチャンスがあれば、きっと今まで以上に子どもにとってよい叱り方ができるはずです。
叩くことの影響とは
子どもを叩くことによって、どのような影響があるのでしょうか?
表面上は普通に見えていても心の中は複雑です、整理して考えてみましょう。
叩くことによる影響
- 子どもの心が傷つく
- ママが自己嫌悪になる
- 親子の信頼関係がゆらぐ
- 暴力が連鎖してしまう
- しつけがエスカレートする
【子どもの心が傷つく】
叩かれた時、子どもはどんな表情をしていますか?怯えてショックな気持ちが顔に出ていませんか?
これまで絶対的な信頼と安心できる存在と考えていたママから叩かれるとゆうことは子供にとって叩かれた痛みだけでなく深い心の傷を残します。
【ママが自己嫌悪になる】
叩いたママの方も『叩いてしまった』ということで自分はいけない母親だと責めるケースも少なくありません。
子どもの事を思うあまりどうして叩いてしまったのだろうと自分を責めてますますストレスが溜まり、これが繰り返されると鬱を引き起こす原因にもなります。
【親子の信頼関係がゆらぐ】
何度も叩かれて叱られた子どもは、自分が何かすると叩かれるのではないかとゆう気持ちになります。
またママの方も何かあったら叩くことで解決するようになると、子どもへ愛情持って接しているのか自分に自身がなくなり、親子の信頼関係がゆらいでいきます。
【暴力が連鎖してしまう】
叩かれて育った子供は物事を暴力で解決するとゆうことを覚えます。
それはお友達と遊んでいるときでも叩くとゆう行動がでてしまうだけでなく、将来自分が子供を持った時に叩かれた心の記憶があると、自分もいけないと分かっていても子どもを叩いてしまいます。
【しつけがエスカレートする】
抑えていたものを一度だしてしまうと『だががはずれる』とゆうことは起こるものです。
どんなに気を付けていても、一度子どもを叩いてしまうとそれは次何か起こった時に叩きやすくなる心につながっていきます。
またそこで事態が解決しないと、叩く強さや叩き方が悪い方へエスカレートする恐れがあります。
パターン別の叩かない叱り方
どれだけ叩くことの影響が分かっていても、『叩かない』で解決方法を知らなければどうしてよいか分からなくなってしまいます。
叱る状況はその場面によって違いますが、自分の気持ちの整理がつかなくてもパターン別の対応を心に決めておくと叱るときに感情に流されずに済みます。
また、続けることによってしつけの際に『叩かない』で子どもを叱ることが上手になり、叱った後もこれでよかったんだと自分への自信と自分の中の子供への愛情を確認することへ繋がっていきます。
- 子どもが言うことを聞かないとき
子どものはしゃぎ具合ではそれだけだと収拾がつかなくなる場合、気持ちの切り替えができるよう場所を変えるか、興味のある話題や好きなキャラクターなどを挙げて例に出し分かりやすく話すと少しは話を理解しやすくなります。
それで聞かない場合でも一度に理解できない事を考慮して、分からせるまでダラダラ叱り続けるのではなく程よいところでやめましょう。
このような真剣な注意を繰り返すことにより、今はできなくても次に同じ事態になったときに叱られたことを思い出します。
- やってはいけない事をしたら
目線を合わせて、これはやってはいけない事ということ低い声でゆっくり伝えて、どうしてやってはいけないのか、説明してあげましょう。
これも年齢によるわが子の理解度を理解し、都度注意してあげて後は子供が理解できるまで成長するのを待つのが賢明です。
- お友達や兄弟を叩いてしまったら
叩いた手を握り、叩かれたら痛いのだと叩くのではなく『こうすればよかったね』と別の解決方法を教えてあげましょう。
人間関係においてどのようにしたら自分の欲求や物事が解決できるのかが身につく大事な場面です。
叩いたことは正しい方法ではないと真剣に伝え、それでもいろいろな方法で状況を変えることができるということを身をもって教えてあげましょう。
- 子どもが移動を嫌がるとき
これもよくあるパターンんです。遊ぶ場所から離れない、お菓子売り場から離れたがらない、子どもはまだまだ自分のやりたいことを我慢するのが苦手です。
こういった場合は子どもの好きなもので興味をひいて連れ出すという手っ取り早い方法がよいでしょう。
でここから離れないといけないと聞けないときは、無理やり連れ出そうと深追いしても大変になるばかりです。
方法を変えると案外あっさりその場を離れてくれるものです。
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気持ちの切り替えが大事
子どもは叩かない!上手なしつけの方法についていかがでしたでしょうか?
核家族の多い現代、おじいちゃんおばあちゃんの目がなくなりママ達は一人で育児を背負う状況が増えてきました。
自分の価値観と判断で子どもにしつけを行っていく中で、たくさん悩みを抱えていることでしょう。
子どもへのしつけとしての怒りや注意が叩くという行為に及びそうな時は、気持ちを切り替えて冷静になることが大切です。
子どもは子供らしくあっていいのだということを認めてあげて、理解できない事、分からないことは上手に導いてあげるとゆう気持ちで接してあげると自然な形で子どもへのしつけが上手に行えるようになることでしょう。