ゆで卵の作り方なら知ってる、なんて言うなかれ。ちょうどいいゆで時間や、上手に作るコツを知っているのと知らないのとでは、ゆで卵の出来上がりが大違いです。
思っていたゆで具合にならなかったり、からむきに失敗してせっかくのゆで卵がだいなしになってしまったことは、誰でも1度はあるのではないでしょうか。
今回は『ゆで卵の時間、簡単からむき方法、作り方、日持ちはどのくらい?』をご紹介します。
適切なゆで時間や、からむきのコツ、そして気になる日持ちについてもご説明します。
ゆで卵って意外に奥が深い、と驚くかもしれませんよ。
ゆで卵の作り方は3つあります
ゆでる前に行いたい、上手にゆで卵を作るコツ3つ
- 買ってすぐではなく、1週間~10日程度経過した卵を使いましょう。
- 冷蔵庫から出したら、しばらく常温で放置します。
- 水に少量のお酢、または塩を入れてから茹でると、茹でている最中にからが割れても白身がはみ出にくくなります。
水からゆでる方法その1
1.卵が完全に浸る程度の水に卵を静かに入れ、卵同士がぶつからないよう箸でかき回しながら中火でゆでます。
2.沸騰してから5分程度で半熟に、10分~13分程度で固ゆで卵が出来上がります。
水からゆでる方法その2
1.まずは上記の「水からゆでる方法その1」と全く同じやり方で、ゆで始めます。
2.沸騰したらすぐ火を止め、フタをしてしばらく放置します。
3.放置時間は3分程度で黄身がトロトロ、6分程度で半熟、13分程度で固ゆで卵に仕上がります。
沸騰したら、それ以上はゆでない方が黄身がしっとり仕上がるということです。
沸騰後もゆで続けるより少々時間はかかりますが、ガス代の節約にもなりそうですので試す価値はあると思います。
熱湯からゆでる方法
ゆで卵は水からゆでるよりも、いきなり熱湯に入れてゆでた方が上手にゆで上がるという説もあります。
1.沸騰したお湯に、静かに卵を入れます。
2.卵の冷たさで湯温が下がりますので、再び沸騰するまでお箸でやさしく卵をかき回します。
3.3分~5分程度で黄身がトロトロに、5分~8分程度で半熟、10分~12分で固ゆで卵が出来上がります。
ゆで時間まとめ
卵の大きさ、個数等で、ゆで時間は変わります。適宜調整しながらお作りください。
- 白身ゆるゆる、黄身トロトロ状態…3分~5分くらい
- 半熟卵…5分~8分くらい
- 固ゆで卵…10分~13分くらい
手で持ってからをむくことはかなり難しいです。エッグスタンドに立てて、少しずつからをむきながらスプーンで頂きます。
白身はしっかり固まり、からがむきやすい状態です。切ると黄身がトロリとしています。
お弁当にぴったりのゆで上がり加減です。
卵を15分以上ゆでると身がパサパサになる上、黄身の周りが青く変色します。舌ざわりも見た目も悪くなるため、卵は14分以内にお湯から上げるようにしましょう。
簡単きれい!からむきの方法
ゆでる前の一工夫で、簡単にからがむけます。
卵のお尻に、画鋲などで小さな穴を開けてからゆでると、からがむきやすくなります。
穴から入り込んだ少量の空気が、からの内側と白身の間に空間を作るので、からがむきやすくなるのです。
卵をスプーンなどで軽く叩いて、からにヒビを入れてからゆでても同じような効果があります。
お湯→冷水
お湯から卵を引き上げたらすぐに、冷水に浸けるとからがむきやすくなります。
海外風?ゆで卵をコロコロ転がしてからむく方法
テーブルなどの上で、ゆで卵を手で少し押さえつけながらコロコロ転がし、から全体に細かいヒビを入れます。
それから殻の一部をつまみ上げると、スムーズにむけていきます。
これは日本では実践している人は少ないですが、海外では一般的なゆで卵のむき方です。
海外の映画やドラマにも、このむき方でゆで卵を食べるシーンが出てくることがありますよ。
試してみると、本当にスルスルと殻がむけるのでビックリしました!
こちらの動画でコロコロ転がす方法が観れます
ゆで卵の日持ちは?
固ゆで卵は、むかない状態で冷蔵庫で3日程度です。
トロトロ状態や半熟、あるいはむいた後の片ゆで卵は、その日のうちに食べてください。
ゆで卵は冷凍保存には向きません。また、安全性に問題があるため常温保存は避けてください。
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おわりに
ゆで卵って作り方にもバリエーションがあり、きれいにむくにもコツがあり、と意外に奥が深いんですね。
火力や卵の大きさなどでゆで加減は変化します。いろいろトライしてみて、「これぞ我が家のゆで卵」というゆで加減を見つけてくださいね。