くしゃみに鼻水、目のかゆみ・・・花粉症に悩まされる人にとって、花粉の飛ぶ季節は非常につらい時期ですよね。
薬を飲んで対処する人も多いと思いますが、症状を和らげるだけで根本的な解決にはなりません。
それに、妊娠中の方や授乳中の方はできるだけ薬を飲まずに過ごしたいですよね。
毎日の食事で花粉症を予防することはできるのでしょうか?
そんな花粉症対策に悩むあなたへ、今回は『2017年花粉症対策はいつから?食事で予防可能?』をお届けします。
2017年の花粉症対策はいつから?
花粉が飛び始める時期というのは、前年の11月~12月の気温に左右されるそうです。
また、その年の1月~2月の気温が高ければ早く、気温が低ければ遅くなります。
2017年の花粉は西日本では平年並みか少し早めで2月上旬から、東日本では平年並みか少し遅めで2月下旬から飛び始めると予想されています。
東海から九州にかけては、花粉量が昨年よりも多くなるとのことです。
なので、そろそろ花粉症対策を始めた方が良さそうですね。
花粉症は食事で予防可能?
花粉症はアレルギー反応の一つです。アレルギーの症状を軽減する食べ物や、炎症を抑える効果のある食べ物をうまく取り入れて花粉症に強い体をつくりましょう。
花粉症に良いと言われる食べ物
- レンコン
- 玉ねぎ
- 青魚
- 発酵食品
- オリゴ糖を含む食品
レンコンに含まれるタンニン・ビタミンC・ムチンという成分が粘膜を良い状態に保ち、表面の黒い点々に含まれるカテキンにはアレルギー症状を軽減させる働きがあります。
レンコンはきれいに洗って皮ごと食べるのがおススメですよ。
ケルセチンという成分が強い抗酸化作用を持ち、鼻の粘膜の炎症を抑える働きをします。
この成分は特に茶色の皮の部分に多く含まれるので、煮出して飲んだり料理に使ったりすると良いでしょう。
サバ・アジなどを食べるとアレルギー症状を引き起こすロコトリエンの生成を防ぐと言われています。
納豆・みそ・しょうゆ・キムチ・チーズなどの発酵食品に含まれる乳酸菌は、善玉菌の栄養となり腸内環境を整えます。
バナナ・きな粉・にんにくなどに含まれるオリゴ糖は、乳酸菌の養分となり、腸内環境を整えるのに良い働きをします。
花粉症に良いと言われる飲み物
- ルイボスティー
- 甜茶
- べにふうき茶
フラボノイドという成分が抗酸化作用を持っているので、炎症を抑える働きをします。
ノンカフェインなので、妊婦さんやお子さんでも飲みやすいです。
甜茶ポリフェノールがヒスタミンの放出を抑え、アレルギー症状を軽減します。
抗ヒスタミン作用を持つカテキンが豊富に入っているお茶です。
ただ、苦味が強くカフェインも多いのでお子さんは飲みづらいかもしれません。
花粉症の人が控えた方がいい食べ物
- リンゴ
- パン類
- 砂糖を多く含む食べ物
- 柑橘類
- 牛肉
花粉と同じような分子構造を持っているため、アレルギー症状が悪化しやすくなります。
アレルギーを起こしやすい小麦を多く使っているので、花粉アレルギーを誘発しやすくなります。
アレルギー症状を起こすヒスタミンなどの分泌を促します。
クエン酸の働きが自律神経のバランスを崩す原因になり、花粉症が悪化しやすくなります。
アラキドン酸という成分が、アレルギー症状を悪化させるロイコトリンという物質を作ります。
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まとめ
花粉症はアレルギー症状の一つですが、アレルギーのきっかけは腸内の悪玉菌が増え、腸壁が荒れることにより本来吸収されるはずのない未消化のタンパク質が体内に入り込むためだと言われています。
『花粉症に良い食事』=『腸に良い食事』だということを覚えておくといいですよ。
最近の日本人の食事はどんどん洋風化し、高タンパク・高脂質の物や、食品添加物を多く含む物、加工食品を多く摂るようになってきました。
そのため免疫が弱まり、アレルギー症状が出やすくなったり悪化する人が増えています。
その他、睡眠不足・疲れ・ストレス・運動不足・飲酒・喫煙などもアレルギー症状を悪化させる原因となります。
伝統的な和食を中心とし、バランスのとれた食生活と生活習慣を見直すことで、花粉症はずいぶん予防できるのではないでしょうか。
皆さんもぜひ試してみてくださいね。