コロッケ、肉じゃが、ポテト、お肉の付け合わせ、ポテトサラダなどじゃがいもはいろいろな料理に使える万能食材です。
中にはすき焼きや、おでんにまでじゃがいもを入れる人もいるんですよ!
特売日にまとめ買いをして、自宅に保存しているという方も多いのではないでしょうか?
大量に購入したじゃがいもは、最初は良くても、日にちがたつにつれてどんどん状態が変わってしまいます。
長期間保存されたじゃがいもが柔らかい、ぐにゃぐにゃしていたことありませんか?
食べれるかな?腐ってるかな?と疑問に思ってしまうのではないでしょうか。
そもそもじゃがいもや野菜には賞味期限というものがスーパーでは表記されていませんよね。
賞味期限がないから、自分で判断するしかありません・・・・
そこで今回は『じゃがいもが柔らかいのは腐ってる?食べても大丈夫な状態は?』についてご紹介します!
じゃがいもが柔らかいのは腐ってる?
硬いはずのじゃがいもが柔らかいと腐っていると誤解されがちですが、実は腐っているわけではありません。
じゃがいもが柔らかくなってしまうのは、じゃがいもに含まれていた水分が長期間保存されている間に抜けてしまったからです。
水分が抜けてしまったじゃがいもを触るとグニャグニャしています。
グニャグニャになったじゃがいもでも、食べることは可能なんです。
少し皮が剥きにくいですが・・・
このようになってしまったじゃがいもは水にしばらく浸すことで多少硬くなります。
水分の抜けたじゃがいも自身に水を吸ってもらいましょう。
しかし、保存期間中にじゃがいもに水をかけてはいけません。
カビが発生する原因になってしまいます・・・
じゃがいもが腐っている状態とは?
柔らかいじゃがいもは食べることが可能ですが、腐っているじゃがいもとはどんな状態なのでしょうか?
- 鼻につくような異臭がするもの
- じゃがいもから茶色の汁が出ているもの
- じゃがいもを切った時に黒くなっているもの
- カビが発生しているもの
- じゃがいもが全体的に緑色になっているもの
このようなじゃがいもは残念ながら食べることができません。
沢山保存している場所で1個でもこのようなじゃがいもを見つけたらすぐに処分しましょう。他のじゃがいもにもうつってしまいます。
じゃがいもから芽が出た!食べれる?
食べれないじゃがいもの状態の他に、芽が出たじゃがいもが食べれるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
芽が出たじゃがいもは食べることができます。
芽に栄養を摂られてしまうので味は多少落ちてしまいますが・・・・
じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンと呼ばれる毒が含まれているので、絶対に食べてはいけません!
食べてしまうと吐き気、下痢、発熱などの中毒症状が出てしまう危険なものです。
芽が出たじゃがいもは皮を剥く前に芽を手で取ってから皮を剥きましょう。
じゃがいもに芽が残っている場合は、包丁を使い丁寧に取ります。
皮を剥いて切ったじゃがいもを水に浸すと思いますが、芽の毒は水溶性ですので水に溶けてしまいます。
このような効果もあって、じゃがいもを料理する前に水に浸すようになりました。
じゃがいもの正しい保存方法!
じゃがいもは基本的には常温で保管する食べ物です。
直射日光が当たらない場所で、日陰に置いて下さい。
日陰で涼しい場所であれば半年程度保管できることもあるようです。
しかしこの場合、芽が育ってしまうので、小まめに確認することや、芽を取る作業が必要になります。
冷蔵庫で保管する場合は袋やラップで包むなどして保管すると、水分が抜けて柔らかくなるのを防ぐことができるのでオススメです!
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まとめ
長期間保存していたじゃがいもが柔らかいのは、じゃがいもの水分が抜けてしまったためです。
柔らかいじゃがいもは腐っているわけではなく、普通に食べることができます!
茶色の汁が出る、切ったじゃがいもが黒い、異臭がするなど明らかに傷んだ状態のものは食べることができないので注意して下さい。
また、じゃがいもの芽にも毒が含まれていますので、絶対に食べてはいけません。
正しい保存方法でできるだけ美味しいうちにじゃがいもを食べるようにしましょう!