夏になるとフル稼働するエアコンですが、エアコンの除湿と冷房はどっちが節約できるのか気になる所ですよね。
エアコンの使用で気になるのは電気代。少しでも電気代を節約したいのは、みなさん共通の思いではないでしょうか。
そう言えば少し前までは「エアコンは除湿にすれば冷房より節約になる。」と言われていたような?
だけど今じゃ「除湿より冷房のほうが省エネで節約になる。」と言われています。
一体どっちが本当なんでしょうか。
そこで今回は『エアコンの除湿と冷房はどっちが節約できる?暑い夏は賢くエアコンをフル活用!』についてまとめました。
調べてみると、どうやらエアコンの電気代節約方法にも時代の流れがあるようです。
どちらが節約になるかはエアコン次第?
ざっくり言うと
新しめのエアコン…冷房のほうが節約になる
古めのエアコン…除湿の方が節約になる。
ということらしいです。
【除湿の種類で節約効果は変わります】
これまで除湿と言えば、室温を下げることで空気内の湿気を取り除く「弱冷房方式」が一般的でした。
ですが最近のエアコンには「再熱方式」の除湿機能が備わっているものが多くなっています。
節約効果の点では 弱冷房方式>再熱方式 となるようです。
いつからのエアコンが再熱方式なの?と気になるところですが、メーカーや機種により様々で、明確に何年製から、というものはありません。
エアコンの取扱説明書の「除湿」のページを見ると、どの方式の除湿機能なのか記載があるはずです。
古めのエアコンなら、取説には特に何方式とは書かれていないかもしれません。その場合は弱冷房方式と考えていいと思います。
電気代がかかる順に並べると
再熱方式>冷房>弱冷房方式
となります。
あるデータによりますと、弱冷房方式にかかる電気代は冷房と比較すると0~18%安く、再熱方式は冷房より20%も電気代が高くなるようです。
【再熱方式にはこんなメリットが】
電気代は高くなりますが、再熱方式は決して悪いものではありません。
除湿効果は再熱除湿の方が、弱冷房方式よりも上なのです。
さらに、以前は除湿すると室温も一緒に下がるのが常識でした。
ですが再熱方式のエアコンなら室温はそのままで、湿度だけを下げることができます。
お部屋のジメジメを何とかしたいけど、これ以上部屋を冷やしたくないという場合に嬉しい機能です。
エアコンの電気代を安くするイマドキ節約法
昔と今とで変わったものは除湿機能だけではありません。
最近話題になっている、エアコンに関連する節電方法をご紹介したいと思います。
エアコンはつけっ放しがお得?
去年、24時間エアコンつけっ放しを1ヶ月間続けたお宅のブログが話題になりました。
7月の暑いときだったので、どれだけ電気代を請求されるんだろうとビクビクものだったようです。
しかし結果はこまめに点けたり消したりした場合とほとんど変わらなかったとか。
寝汗をかかなくなったので朝のシャワーも必要がなくなり、水道代やガス代が減り、トータルの光熱費がかなりダウンしたということです。
住宅環境など細かい事情は家庭ごとに違いますので一概には言えませんが、エアコンは一度つけたらつけっ放しがお得だというのはイマドキの新常識になりつつあります。
電気料金プランや電力会社を見直してみる
夏場の電気使用量の半分以上を占めると言われるエアコン。
細々と節電を工夫するより、電気料金が安い電力会社を選んだほうがお得、という考えもあります。
電力会社を変えるのはちょっと…と思うかもしれませんね。
それなら今契約している電力会社に、もっと電気代を節約できるプランはないか見直してみるのはいかがでしょうか。
昼間は家に誰もいないなら、夜間の電気代がもっと安くなるプランを探してみたり、しばらく引っ越しの予定がないなら長期契約で安くなるプランに変更してみるのもいいかもしれません。
保険を見直すように、電気料金プランも見直す時代になったのかも?
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節約も情報の時代です
少し前までは、エアコンは冷房より除湿がお得だし、こまめに点けたり消したりするのが節電になると言われていました。
ですが今では除湿より冷房、スイッチは点けっ放しが新しい常識になりつつあります。そして今や電力会社も自由に選べるようになりました。
節電の常識も、時代と共に移り変わってゆくんですね。常に新しい情報をキャッチして、お得にエアコンを活用したいですね。