こんにゃくはとてもヘルシーで便秘やダイエットにも良く、煮物や焼き物などに重宝しますよね。
しかし、独特の臭みがあって、ちょっと苦手だな・・・という人も多いと思います。
こんにゃくの臭み取りやあく抜きの下処理をしておくと、とっても美味しく食べられますよ。
レンジで簡単にできる方法もあるので、こんにゃくを食べる前にはぜひひと手間かけてください!
今回は『こんにゃくの臭み取りはレンジで簡単に!あくも同時に取れる方法は?』についてご紹介します。
こんにゃくの臭みやあくの原因
こんにゃくのあの独特の臭みやあくの原因は、こんにゃくの原料であるこんにゃく芋に含まれるトリメチルアミンという成分なのです。
魚の生臭さもトリメチルアミンが原因なんだそうですよ。
さらに、こんにゃくを固めるために加える『水酸化カルシウム(消石灰)』というのも原因の一つです。
水酸化カルシウムは強アルカリ性なので、こんにゃくもアルカリ性になってしまいます。
そのためアミン臭やアルカリ臭といった、みなさんがちょっと苦手だなと思う臭みが出てしまうのです。
しかも、人が美味しいと思うph値は3~6と言われているところ、こんにゃくのph値はなんと11もあるんです!
こんにゃくの臭み取り・あく抜きはレンジで簡単!
刺身こんにゃくなど生で食べられるこんにゃくには『あく抜き不要』と表示がされていると思います。
それ以外の普通のこんにゃくや、しらたき、糸こんにゃくなどは是非下処理をしてくださいね。
それでは、レンジで簡単にこんにゃくの臭み取り・あく抜きをする方法をご紹介しましょう。
- ①こんにゃくをさっと洗って、食べやすい大きさに切るか、手でちぎる。
- ②耐熱皿にこんにゃくを入れ、ひたひたに浸るぐらいの水を入れる。
- ③こんにゃく100gに対して、500wで2分間レンジにかける。
- ④荒熱が取れたら水にさらして、良く洗う。
加熱後はこんにゃくがとても熱いので、やけどをしないように気を付けてくださいね。
もっと念入りにしたい場合は、こんにゃくを切った後に、大さじ1の塩を振ってよく揉みこんでください。
また、生のこんにゃく芋を使ったこんにゃくの場合は、レンジで加熱する時間を少し長めにするといいですよ。
この下処理をしておくと、臭み取りやあく抜き以外にもこんな利点があります!
こんにゃくの下処理をすると・・・
- 食感が良くなる
- 味がよく染みる
- 余分な水分が取れる
こんにゃくの臭み取り・あく抜き、レンジ以外の方法
こんにゃくを叩く
- ①こんにゃくは軽く洗った後水けをしっかりとふき取り、乾いたまな板の上に置く。
- ②大さじ1ほどの塩を振って、麺棒などで全体的に叩く。
- ③水でよく洗い流したら出来上がり。
叩くことと、塩の効果で、臭みやあくが同時に抜けます!
こんにゃくを煎る
- ①こんにゃくを軽く洗って、食べやすい大きさに切る。
- ②大さじ1ほどの塩を振って、揉みこんでよく洗う。
- ③フライパンでこんにゃくを乾煎りする。
- ④パチパチと音がしてくるが、水分が完全に飛ぶまで煎る。
時間があれば、下茹でしたものを乾煎りすると、もっと美味しくなりますよ!
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おわりに
こんにゃくにはグルコマンナンという食物繊維が豊富に含まれていて、腸の動きを活発にして腸内環境を整えてくれるので、便秘の解消や予防にとっても良いんですよ!
さらに血糖値の急な上昇も抑えることができるので、糖尿病の予防も期待できます。
また、満腹感が得られやすいので、食前に食べたり、どうしてもお腹がすいたら間食として食べることで、余計なカロリーを抑えてダイエットにも最適。
こんにゃくの臭み取りやあく抜きなどの下処理をしっかりして、ぜひ美味しくこんにゃくをいただいてくださいね。