あたたかい季節になると、さっぱりと食べたくなるのが冷しゃぶ。
たくさんの野菜と一緒に食べれば、体にも良いしお腹も満腹になる、まさに女性の味方ですよね!
でも、冷しゃぶのお肉ってパサパサになりませんか?
私はいつも失敗して、ポン酢たっぷりかけてもモサモサっとしてしまい、外食するときのような美味しさが再現できません。
今回の記事、『冷しゃぶのお肉を硬くならずに茹でて美味しく食べられる方法はコレ!』では、家で作る冷しゃぶのお肉を、美味しく茹でる方法をまとめていきたいと思います。
次に家族に冷しゃぶを出したときに、「お肉美味しい!いつもと違うね!」と言わせてしまいましょう。
冷しゃぶのお肉
一般的に冷しゃぶと言えば、豚肉を使います。
豚肉には美味しいだけでなく、体に嬉しい成分がたっぷりと含まれています。
嬉しい豚肉の栄養成分
- コラーゲン
- ビタミン・ミネラル
- たんぱく質
【コラーゲン】
この言葉を聞いただけで飛びつきたくなる私。美味しく食べた上にコラーゲンを摂取できるなんて、夢のような食材です。
コラーゲン豆知識
- 豚のコラーゲンには、ヒドロキシプロキリンという他のタンパク質には含まれないアミノ酸が多く含まれています。この成分はコラーゲンの核とも言える重要な成分で、コラーゲンを作る工場を刺激してくれるとも言われているそう。人間のアミノ酸組成に似ているので、他のコラーゲンよりも人に有効なのでは?と言われています。
【ビタミン・ミネラル】
豚肉は、ビタミンB群を豊富に含んでいます。牛肉よりも14~19倍も含まれていて、食材の中でもダントツなんです。
疲労回復などにもとても良く、不足しがちなビタミンB群を補ってくれます。
【たんぱく質】
必須アミノ酸を豊富に含み、とても良質なタンパク質なのだそうです。
この必須アミノ酸を含む穀類は少なく、適度に豚肉を摂取して欠乏しやすいアミノ酸を補うと良い。とされています。
なぜ硬くなるの?
実は、調理する私たちに原因がありました。
ああ!それやってた!!と思うようなことなので、もしかしたら皆さんも無意識にお肉を固くしてしまっていたかもしれません。
◆沸騰したお湯に入れて茹でる
これから茹でるのですから、沸騰させますよね。
しかし、ぐつぐつと沸騰しているお湯にお肉を入れると、お肉が一気に収縮してギュッと固くなってしまうのだそうです。
沸騰した後火を止めて、少し経ってからお肉を入れるといいそうです。
◆氷水でしめる
冷しゃぶだもの、冷たいほうが美味しいじゃない?という考えから私もやっていました。
しかし、豚肉に含まれる脂分を固まらせてしまうので、流水で冷やす方がいいそうです。
お肉が硬くならない方法
失敗しがちな調理方法はわかりましたが、硬くならない方法をもっと知りたいですよね。
料理屋さんなどはどのような工夫をしているのでしょうか。
お肉が硬くならない工夫
- お湯に砂糖を入れる
- お湯にお酒を入れる
- 片栗粉をまぶして茹でる
- 脂の少ないお肉を選ぶ
【お湯にお砂糖を入れる】
お肉の保水力が上がり、柔らかく仕上がるのだそうです。
ゆで汁に塩はよくやっていますが、お砂糖を入れるとそんな効果があったのですね。
【お湯にお酒を入れる】
食材を柔らかくするために、料理酒を使うことはよくありますよね。
ゆで汁にお酒を入れるとお肉が柔らかくなる!という主婦の声がたくさんありました。
お酒で柔らかくなるのはなぜ?
- お肉に含まれるたんぱく質は酸性であるほど保湿性が高くなるそう。お肉そのものよりも強い酸性なのが、お酒。そのおかげでお肉の保湿性が上がって柔らかく感じていたのです。
【片栗粉をまぶして茹でる】
お肉の水分や、うまみ、脂分を外に逃がさないように、片栗粉をまぶして茹でると硬くなりにくいそうです。
※食べる時に、つるつると滑ります。お子様などが食べにくいので出し方を工夫するといいと思います。
【脂の少ないお肉を選ぶ】
え?脂が柔らかいんじゃないの?と思いますよね。
しかし、脂が柔らかく美味しいと感じるのは45度~50度。冷しゃぶの温度はそれよりもずっと低く、溶けていない固まった脂は口の中に残ります。
関連記事はこちらからご覧ください
新米とは?時期、炊き方、水加減は?美味しく新米を食べる方法を紹介します!
まとめ
お手軽でパパッと出来るイメージの冷しゃぶでしたが、茹でる温度や冷やす温度、美味しい冷しゃぶを作るには少し手間をかけてあげないといけないようです。
お肉を美味しく、硬くならずに冷しゃぶにするコツはつかめましたか?
一緒に家族を笑顔にしちゃいましょう!