パパ・ママと赤ちゃんやお子様とのコミュニケーション、どのようにとっていますか?
絵本の読み聞かせは脳の発達にとても良い影響を与える、ということは多くの方がご存じだと思います。
具体的にどのような影響があるのか知っていますか?
赤ちゃんはお腹の中にいる頃から、ママの声がわかると言いますよね。
小さい頃から本の読み聞かせをしてあげると、様々な能力に違いが出てくるんですよ。
今回は『絵本の読み聞かせ効果は脳の発達に大きな影響があるって本当?』についてご紹介いたします。
絵本の読み聞かせ効果が脳の発達に与える影響
脳の動きを活発にする
子どもに絵本の読み聞かせをしている間、子どもの脳の大脳辺縁系という場所が活発に動きます。
大脳辺縁系というのは睡眠欲や食欲といった本能や、情緒・喜怒哀楽の感情・記憶などをつかさどる重要な部分なのです。
またカラフルな絵本の色が視神経を刺激し色覚が発達、色彩感覚が豊かな子どもが育つと言われています。
コミュニケーション能力が高まる
パパやママは絵本を読み聞かせる時に自然とその場に合った表情や声色を作っていると思います。
それにより、子どもは楽しい・嬉しい・悲しい・怖い・怒り・嫉妬などの感情を知るのです。
感情豊かな子どもは、『お友達にかみつく』、『我慢が出来ない』というような子になりません。
最近はスマホアプリにも絵本の読み聞かせがたくさんありますが、やはりぬくもりのある両親の声で読み聞かせるのが一番!
子どもは両親の声を聞くと愛情ホルモンが分泌され、社会性やIQ、ストレスへの耐性もアップし、精神状態が非常に落ち着きます。
語彙力・表現力が高まる
子どもが成長してからの語彙力は、生後2歳半までに親が語りかける言葉の量に影響されるという実験結果があります。
普段子どもにはよく語りかけていても、それは全て話し言葉ですよね。
絵本は優しく正しい日本語で書かれた書き言葉です。
擬音語や擬声語、形容詞がたくさん使われているので、語彙力や表現力が高まります。
表現力が乏しいと、自分の思いがうまく伝えられずに誤解を招き、トラブルにつながることも。
語彙力(ごいりょく)が高まると、表現力も高まり、他の言語を学ぶ時にも非常に役立つと言われています。
好奇心が高まる
好奇心は記憶力の働きをアップさせると言われています。
絵本の読み聞かせをしていると、子どもは「どうして?」「なんで?」とたくさんの質問をなげかけてくるでしょう。
それに一つ一つ丁寧に答えてあげることで、さらに好奇心を刺激することができます。
声の抑揚(よくよう)や大きさに気をつけて読んであげると効果的です。
絵本の読み聞かせをする時に気をつけること
- 早口にならず、ゆっくりと語りかけるように読む。
- あまりにも大げさに感情を入れたり、アドリブを入れたりしない
- 読んだ後に『どうだった?』と感想を強いらない
【早口にならず、ゆっくりと語りかけるように読む】
言葉がわからない小さな赤ちゃんでも、ちゃんとした言葉なのか、それ以外の音なのかはきちんと聞き分けています。
繰り返し聞いた言葉はきちんとストックされていくんですよ。
【あまりにも大げさに感情を入れたり、アドリブを入れたりしない】
子どもは自分の心の中で自分なりの感想や思いを抱いています。それを邪魔しないように気をつけましょう。
【読んだ後に『どうだった?』と感想を強いらない】
絵本には独特のリズムがあり、繰り返し読むことで子どもの想像力を発達させます。
それを無理に聞き出すと、せっかく出来上がった子どもなりの世界を壊してしまう可能性があるのです。
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さいごに
小さな赤ちゃんには擬音などが多く出てくる絵本を、言葉が少しわかるようになったらストーリー性のある絵本を選んであげると良いでしょう。
そのうちお気に入りが出てきて、何度も何度も繰り返し読んでほしいとせがまれますが、それはとても大事なことです。
読んであげるパパ・ママにとっても視角・聴覚・顔やのどの筋肉が刺激されて脳が活動的になるんですよ。
読み聞かせは親と子の心のふれあいです。1日1回はぜひ読み聞かせの時間を作ってあげてくださいね。